Spacing effectを利用した暗記学習支援ソフト
『忘れな草』は、Windows上で動作する、spacing effectを利用した暗記学習を支援するプログラムです。
Spacing effectとは、人間や動物は、短期間に沢山繰り返して学習するよりも、時間を空けて何度か繰り返して学習した方が、物事を覚えやすいという事実です。
この現象はヘルマン・エビングハウスによって最初に発見されたと言われています。
エビングハウスは忘却曲線で良く知られています。
忘却曲線理論を応用した暗記ソフトはこれまでにもいくつか公開されていますが、本人の記憶の定着率とは無関係に自動的に次の出題タイミングを決定しているものが殆どでした。
この為、既に記憶済みの事柄を延々と学習しなければならず、肝心の未記憶の事柄に学習の機会を割り当てられないというものがほとんどでした。
問題をランダムに出題するものは論外です。
更に、記憶力には明らかに個人差が有るので、全ての人が同じアルゴリズムで決定したインターバルで学習した場合、記憶力の良くない人にとっては効果が期待できない事は明らかです。
記憶すべきものにも覚えやすいものと覚えにくいものとがあります。覚えにくいものはインターバルを短くして学習したいという要望は当然あったのではないかと考えられます。
出題された回数が増えるほど出題のインターバルが長くなってしまうというアルゴリズムではいずれ破綻が生じます。
以上のような問題点を踏まえ、もっと効率的に学習が出来ないかと考えて作ったのが『忘れな草』です。
『忘れな草』では、学習者本人によって、学習者本人が感じる記憶の定着度に応じて、各問題の次の出題までのインターバルを指定する事が出来ます。
出題のインターバルは、パラメータによってチューニングすることができます。
英単語や英文は出題時に音声を出力する事が出来ます。
イメージや厳密な定義、正確な音声、熟語等の情報を1クリックでネットから検索できます。
問題集は英検5級からGREまで有りホームページの方からダウンロード出来ます。