一位数の三つの数の足し算
このソフトウェアは、小学校低学年から中学年の、「繰り上がりのある足し算」が定着していない児童や苦手な子ども達が、少しでも計算力(頭の中での操作力)を付けられるようにと思い、作ったプログラムです。ドリル学習として使って下さい。
<<特徴>>
1,数字の表示が大きめ。
2,スロットマシン風に数が回り問題がでて、楽しく学習できる。
3,ヒントが出せる
4,マウスだけで操作できる
5,音声で問題も聞ける。
6,二つの数の足し算としても使える
「三つの数を足す」計算は一年生から出てきますが、これがなかなか難しいようです。1+2+4=7などのように繰り上がりがなければいいのですが、5+6+9=20のように繰り上がりがあり、答えが「十いくつ」や「二十いくつ」になると、紙に書いてみないとできないとか、計算に大変時間がかかるなどです。
<例>
659
× 69
------------
5931
3954
-------------
45471
↑
ここでも、1+5+9=のように3つの数の計算がでてきます。
876
+ 549
----------
1425
↑↑
ここでも、くりあがりがあるので、3つの数の計算がでてきます。
特に、わたしがこのプログラムを思い立ったわけは、二年生の時九九をマスターした子でも、3年生の時習う「かける二位数」(659×69など)・「かける三位数」(354×428など)をするとき、一のくらい、十のくらい、百のくらいとかけて、最後に足し算をするとき必ず「三つの数を足す」という計算がでてくるのですが、ここで行き詰まってしまい、時間がかかったり、間違ったり、かけ算嫌いになったりということがあったからです。
このような子ども達は、算数の時間になると静かになり、ため息をつく、はたまた「わからない、わからない」をうつろな表情で訴えてきます。文部省の課しているスピード詰め込み学習の結果でもありますが、わたし自身にも、子どもたちに多くの「算数ぎらい」を生み出している責任はあります(^_^;)。
そんなわけで、子どもたちに何とか楽しく算数の学習をしてもらうために、少し遊び心もいれてスロットマシン風に問題が出るようにしてみました。