ローカライズされていない JDBCドライバを日本語対応にする
ローカライズされていない JDBC ドライバ の中には、Java の文字コードとして用いられている Unicode と、データベースに格納されているローカルな文字コードとのエンコーディングの変換を、上位バイトへの定数 00H の付加や削除だけで行うものがあります。ローカルな文字コードが ASCII コードだけならこれでも問題はないのですが、シフト JIS や EUC のように、1 文字が 2 バイト以上で表される文字の場合には、正しい変換が行われず、文字が化けてしまいます。JDK 1.1や Java 2 SDK に含まれている JDBC-ODBC ブリッジドライバのsun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver も、このような変換をするドライバのひとつです。
またドライバがブリッジドライバの場合には、ブリッジ先の ODBC ドライバやネイティブドライバがローカライズされていると、それらのドライバ自身が返す属性やエラーメッセージも、ローカルな文字コードでエンコードされていることが考えられます。このような場合、そういったデータに関しても文字コードの変換に失敗し、文字化けが発生する可能性があります。
JDBC Encoding Converter は、このようなドライバやドライバから生成されるオブジェクトを全てラップし、それぞれの API 呼び出しにおいて、指定されたエンコーディングへの相互変換を行います。変換はデータベース上のデータだけでなく、メタデータやエラーメッセージなどに対しても行われます。
ソフト名: | JDBC Encoding Converter |
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動作OS: | 汎用 |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 岩月 光政 |