フロッピーディスク上の不良箇所を探し、DOSが使用しないようにFATに登録
このプログラムは、PC-9801のMS-DOS用のフロッピーディスク上の不良箇所を探し、見つかったときは、その場所をDOSが使用しないようにFATに登録する、というものです。
開発環境では、不良箇所(不良クラスタ)が発見されなかった時の所用時間は40秒程度です。
NECのPC-9801/9821およびEPSONの98互換機で動作します(するはずです)。ただし、8086CPU登載機では動作しません。(PC-9801/E/F/Mでは動作しません。)
・このソフトについて
フロッピーディスク上に物理的な障害があると、その障害によってはMS-DOSのFORMATコマンドではチェックしてくれず、データを書き込んで初めてその存在に気付くことが時々あります。特にノーブランドのディスクや、数年間放っておいたディスクなどは1部が物理的におかしくなっていることがあります。そのような障害を、フォーマットの時点などで発見してしまおうというのがこのプログラムの第1の目的です。
また、ノーブランドのディスクなどには、ディスクのほんの一部だけが不良で、ほかはまったく正常だということもあります。そんな時は、その部分をMS-DOSが使用しないように、ディスクの管理部分にマークしておけばいいのです。ところが、FORMATコマンドやCHKDSKコマンドを使用しても、不良部分(不良クラスタ)をマークできないこともあり、またMS-DOS 6.2のSCANDISKコマンドを使用しても、クラスタスキャンには時間がかかりますし、マークにもかなりの時間がかかります。そのため、このプログラムはディスクを速く読み、もし不良クラスタが見つかったときは、その場でマークできるようにしてあります。これが第2の目的です。
また、このようなプログラムは他にもありますが、特にセールスポイントとしては、小型かつ高速である(うぬぼれ)ことがいえます。