フロッピィディスクの容量を越えるファイルのバックアップのために作成
このCXの機能はフロッピィディスクの容量を越えるファイルのバックアップのために作成されました。具体的には、ハードディスク等の大容量ドライブで作成されたデータを分割してフロッピィディスク等の安価ではあるが容量の比較的少ないメディアへファイルを分割してバックアップします。例えば、10Mバイトのファイルがハードディスク内にある場合、通常のファイル転送は出来ませんが、CXを使用することにより2HDのドライブならおよそ1.2Mのファイルを9ないし10作成し、複数枚のディスクに分割保存を行ないます。また、CXによって分割されたファイルを自動で復元するモードもありますので、ディスクの保存管理をしておくだけで、大容量データのバックアップを行なう事が出来ます。以前はOG等を使用していたのですが、OGでは高速な代わりにメディアの書き込み不良が続出するケースが決して少なくなく、また自動圧縮等も行なわれないため事実上ハードディスクのバックアップでも特殊な場合を除いて使用できませんでした。そのうえ現在では100Mを越える大容量ハードディスクが安価で手に入り、LHA等のファイル書庫管理プログラム等も一般に普及してきています。そこで、大容量ディスクのバックアップや、巨大なファイルのバックアップ用にCXを作成しました。
実際にハードディスクのバックアップにはLHA等の書庫管理プログラムにおいて、サブディレクトリー毎に1つの巨大な書庫ファイルを作成し、それをCXにてフロッピィディスクにバックアップする事が効率よくハードディスクのバックアップを行なえるようです。その他には、データベース等の巨大なファイルも扱えますので色々な場面で役に立つことでしょう。