ワイルドカード展開やレスポンスファイルの処理等の引数評価を行う
`xargs.c'はMSDOS上のCプログラムに組み込んで、ワイルドカード展開やレスポンスファイルの処理等の引数評価を行うための補助プログラムである。各コンパイラに付属する同種のもの (1) (*Note Overview of XARGS-Footnotes::)とは異なり、リンクするだけで使用できるようにはならず、プログラマが`main'関数の冒頭で積極的に呼び出さなければならない。これは簡便さでは劣るかもしれないが、その代わりに複数のコンパイラで利用することができるようになっている。
現在、Microsoft C/C++(6/7), BORLAND C++(3.0), LSI-C(試食版)の各メモリモデル(LSI-Cはスモールモデルのみ)に対応している。その他のコンパイラについては動作を確認していないが、僅かな変更で利用できるかもしれない。
`xargs'が行うワイルドカードの展開はUNIXのcshのglob (2) (*Note Overview of XARGS-Footnotes::)に準じている。