シンプル立体迷路
もう10年以上も前のことですが、「マイコンがあればどんなゲームでも自分で作れ
る」という雑誌の記事を見て、素直に驚いたのが私とパソコンの出会いでした。その
後しばらくして、'Way Out' という立体迷路のゲームを知り、衝撃を受けました。
「仮想の世界を探検できるなんてすごいっ」っていう、今でいうバーチャル・リアリ
ティ的な感激を受け、貯金をはたいて買った、当時でも超マイナーな JR-200 という
パソコンで BASIC を勉強し、立体迷路ゲームを作りました。固定データ式の幼稚なア
ルゴリズムのゲームでしたが、うまく動いた時の喜びは大変なもので、自分で作った
にもかかわらず長い間飽きずに遊んだものでした。
今でもダンジョン型のRPGをやったりすると、謎解きそっちのけでマッピングに
夢中になったりして、やっぱり立体迷路好きは変わってないなあ・・・と感じます。
そんなわけで、98らしさを生かしたMZ3という立体迷路ゲームを作ってみました。
MZ3は次のような特徴を持っています。
1、透視投影による本格的なデザイン
2、アナログ16色フルカラーで描画も超高速
3、マップが大きめで見やすい
4、正解ルートを表示することができる
5、制限時間・座標表示といったデジタルな数字を直接見せないようにした
6、磁石と壁の色をヒントに、マップを見ずに探索することも可能
7、本体サイズが小さい(でもmz3.datは大きい(;_;))
今や小学生ですら見向きもしないといわれる純粋立体迷路ですが、まあゲーム界の
「古典」だと思って一度遊んでみてください。