「物事をすぐに書き込めるから、紙のカレンダーを手放せない」――筆者はよく、そういう声をよく耳にする。確かにその気持ちもわからなくはないが、それでも筆者は「紙カレンダー不要派」だ。さらに言うなら、パソコンを使う頻度が多い人ほど「紙カレンダー不要派」は多いとも感じる。
パソコンをお持ちの方は(本特集の読者の多くはそうだろう)、まず「新世紀!」で直感的にスケジュールを書き込む感覚を体験してみていただきたい。思いついた瞬間にすぐ書き込める「紙の利点」を、パソコン上でも享受できる。さらに、機能面や情報面が足りないならば「日めくり」を、またカレンダーに何も書き込まない性分の方は「チビなカレンダー」を試してみるとよいだろう。
「SmartCalendar(N)」は、カレンダーとしては変わり種で、写真をよく撮る方にお勧めだ。カレンダーと撮りためた写真を組み合わせることで、写真日記代わりとしても使える。「SmartCalendar(N)」の場合、どちらかといえば「未来を見る」よりも「過去を振り返る」タイプのカレンダーとして活躍してくれそうだ。
これらを試した上で、まだ「紙のカレンダーがほしい」という方は、「DiGi カレンダー作成」で自作カレンダーに挑戦してはいかがだろうか。筆者のお勧めは名刺サイズのカレンダー。手もとにひとつカレンダーを持っておけば、自宅でもオフィスでも外出先でも、同じカレンダーをチェックできる。ぜひ試してみてほしい。