その名の通り「チビ」であることが最大の特徴といえる、極小サイズの月間カレンダーソフト。常時デスクトップに置いておいても邪魔にならない。
起動直後は、画面内には何も「操作を示唆するパネル」がない。実は「日」〜「土」の曜日部分と、その上にある年・月ならびに余白が操作エリアとなっている。曜日部分のクリックで表示月を切り替え、月のクリックで当月のカレンダーが表示され、年のドラッグで画面を移動できる仕組み。画面右上の余白にマウスポインタを合わせると「→」「↓」が表示され、カレンダーの表示領域を最大で12ヵ月にまで広げられるようになっている。
設定の変更や機能の利用はタスクトレイアイコンから行える。日時を設定してアラームメッセージを表示させたり、目標日を設定してカウントダウン日数を表示させたりもできる。さらに、
- 六曜をポップアップ表示させる
- 曜日を英字頭文字で表示する
- 今日を強調表示する
- カレンダーを半透明にする
- 常に最前面/最背面表示する
- 文字色を変える
といったことも可能だ。
ユニークな機能に「日付クリック年齢計算」がある。ONにすると、クリックした日付を誕生日として、本日時点の年齢が表示される。例えば、カレンダーを起動しているのが2009年1月12日として、1989年1月12日をクリックすると「20.0(20歳0ヵ月)」、1989年1月13日をクリックすると「19.11(19歳11ヵ月)」のように表示される。
カレンダーのデータ搭載範囲は1873年(明治6年)から2150年まで。過去のデータについては、祝祭日が正確に反映されている。例えば最近では、ハッピーマンデー制度によって「海の日」や「敬老の日」が移動祝日になったが、移動祝日なども含めて祝祭日が登録されている。過去の休日を調べたい場合に重宝する。
表示サイズは大きくなってしまうが、見られる項目の多い「六揮カレンダー」にすることもできる。デフォルトで六曜が表示されるほか、設定によって二十四節気や十干、十二支などを表示させることもできる。