パソコン上に見事なプラネタリウムを描き出す天体シミュレーションソフト。指定した日付・時刻、観測地の星空を再現するほか、時系列に沿ったシミュレーションや他の惑星から見た星空の表示も可能。特定の恒星(星団)・星座を検索したり、恒星・星座に関する情報を見ることもできる。
設定できる日付・時刻は1900年〜2200年までの任意の日時で、「現在時刻」や「日の出時刻」「日の入り時刻」といった指定も可能。また、固定時刻の画像だけでなく、時間経過に沿って画像が変わる「シミュレーション」や、現在の星空をリアルタイムに表示する「自動運転」といった機能も備えている。
観測地は、日本全国と世界各地を地名リストから選択して指定できるほか、経度・緯度を入力して指定することもできるようになっている。地球以外の別惑星から見た宇宙の様子を見ることも可能だ。
プラネタリウムには「好きな方向」「全球」「半球」「星図形式」など9種類の図法が用意されており、恒星や惑星はもちろん、星雲・星団、星座名、星座の線、星座絵、方位・高度線、天の川、空の大三角などの情報を表示できる。個別に表示のON/OFFを切り替えられるので、詳細な情報の入った画像から実際の夜空に近い画像まで、思い通りの画像を得られる。恒星や惑星、星雲・星団、星座をクリックすると、関連情報を表示する「クリック検索」という機能もある。
プラネタリウム以外にも、太陽や惑星の経路や満ち欠け、月齢カレンダーの表示、天文計算機、星座の解説、パソコンの内蔵時計の時刻合わせなど「総合天体シミュレーションソフト」と呼ぶに相応しい機能を備えている。