「筆ぐるめ」は分かりやすい操作画面で誰でも「たのしく」「かんたん」「きれい」に年賀状を作る事ができる年賀状ソフトだ。パソコンへのプリインストールなどで導入実績第1位の実績を持つ事から、見た事がある方も多いのではないだろうか。
前バージョンから「筆ぐるめ」を使っていれば今までの住所録データの引き継ぎは難なく行なえる。
パソコンを買い替えたりした場合でも「かんたん引っ越し・バックアップツール」を使って、USBメモリ等でデータを引っ越しする事ができ、最初から住所録データを作り直す手間なく安心だ。
最新版はいち早く最新OS Windows 11にも対応し、また新機能として俳句の作成機能も追加した。尚、筆者は当初「年賀状で俳句?」と思ったのだが実際に使用してみるとこれが中々に面白い。季語を選び、五七五の体裁を整えてフォントを選べば立派な俳句ができたように感じられる。年賀状は和風のレイアウトが多く、そこに俳句を添えると実に映える。自分で作った俳句の良し悪しはともかくとして、新しいスタイルの年賀状は送った相手にも楽しんでもらえるだろう。
もちろん、今までの「筆ぐるめ」と同じように年賀状作成も迷う事なく進められる。年賀状は早めに作っておけば、12月に慌てる事などないのだが、毎年年末は時間に追われるのが常なので「操作に迷わない」というのは非常に助かる。
「筆ぐるめ」起動時には「筆ぐるめを使う」「操作ガイド」「筆ぐるめヘルプ」等の基本メニューが表示されるので、困った時に役立つガイドやヘルプにすぐアクセスできるのもありがたい。
年賀状の作成に欠かせない干支や縁起物の素材も豊富に収録されている。2022年の干支である「虎」のレイアウトは和風、水墨画・手書き、フォーマル等、色々な種類があり写真を挿入できるフレームも充実している。プライベートな付き合いもビジネスの付き合いにも利用できる事だろう。
数多くある年賀状レイアウトからどれを選べばいいか悩んだら「おすすめ!はがき素材」機能を使うと便利だ。これは表示される画面から「年賀状など種類」「干支などジャンル」「自分の性別・年代」「ビジネスなど送り相手の属性」の4つを選択すると、その選択にぴったりの年賀状デザインを選んでくれるので、デザイン選びに時間をかけ過ぎなくて済む。
家族写真や子供の写真を使った年賀状を作成する際は「お絵かきデコ」で写真に文字を書き込んだり、装飾したりするのが手軽で便利だ。これなら子供と一緒に年賀状作りも楽しめるだろう。