デバイスドライバとはハードウェアを使用する為の専用ソフトを指す。このドライバが古いとパソコンの動作が不安定になる事もある。「DriverMAX」は、このドライバを一括更新するソフトとして開発された10年以上もの歴史を持つソフトだ。
最新版である「DriverMAX 12」は、従来から搭載されているドライバの一括更新機能をパワーアップさせながら、ユーザーから要望が多かった待望の新機能も搭載している所がポイントとの事。
その新機能というのが「オフラインスキャン」への対応だ。
当たり前だが、従来はドライバをインストールする際には必ずインターネットに接続する必要があった。
しかし今回の「DriverMAX 12」ではインターネットに接続していないパソコンについてもドライバ更新が行なえるようになった。
これによりインターネットに接続ができなくなったり、LANが使用できないといったケースでもパソコンのドライバをインストールする事ができる。
使い方は簡単だ。
- 1.インターネットに接続されていないパソコンで、バックアップ項目から「DriverMAX 12」のオフラインスキャンを行ない「ドライバーリストファイル」を作成する。
- 2.「ドライバーリストファイル」をインターネットに繋がっているパソコンへUSBメモリ等を利用して移す。
- 3.DriverMAX社公式サイトへアクセスし「ドライバーリストファイル」をアップロードする。
- 4.「ドライバーリストファイル」のアップロードが完了すると必要なドライバの一覧が表示されるので、表示されたドライバの「Download」ボタンをクリックしドライバをダウンロードする。
- 5.ダウンロードしたドライバをインターネットに繋がっていないパソコンへUSBメモリ等を利用してコピーし、ドライバを更新する。
注意点は1つだけ。「ドライバーリストファイル」は無料版の「DriverMAX 12」をインストールすればどのパソコンでも作成できるが、「ドライバーリストファイル」をアップロードしてドライバをダウンロードするにはPRO版を購入し、登録を済ませる必要がある。
その他の新機能も併せて紹介しよう。
従来は更新をスキップ(無視する)という機能はあったが、「DriverMAX 12」ではドライバ自体を今後の更新チェックから除外する、という機能が搭載された。
これはドライバ更新を取捨選択できるパソコン上級者向けの機能だが、更新せずとも安定して動作しているドライバの更新アラートを表示させないようにできるのは、非常に便利だ。
尚、この設定はいつでも解除できるので安心して利用してほしい。
新機能という訳ではないが、Windowsが認識しない(できない)「不明なデバイス」のドライバであっても更新をチェックする機能を「DriverMax」は有している。
マイクロソフトは、Windows 10の後継OSはリリースせず年2回のペースで大型アップデートを行なう事を表明している。
「DriverMAX」はこのWindows 10の大型アップデートにもいち早く対応し、最新のOSを利用しているユーザーへもサービスを提供できるように開発されている。