次に「筆ぐるめ」のコンセプトである「たのしく・かんたん・きれい」に沿って機能を紹介しよう。
「たのしく」を象徴する機能の1つが「お絵かきデコ」だ。年賀状に使いたい写真を取り込み、その写真に「ペン」「スタンプ」「テープ」で自由自在にデコる事ができる。例えば、ゲームセンターによくあるプリントシール機のように加工したり、子供と一緒にお絵かきしたりと、「たのしく」年賀状を作るのにぴったりの機能だ。
「かんたん」と言えば、前述の「かんたん筆ぐるめ」は、はがき素材と、送り先の宛て名を入力するだけで年賀状を「かんたん」に作る事ができる機能だ。
また、「かんたん引っ越し・バックアップツール」を使えば、パソコンを買い替えた際も作成した住所録データを「かんたん」に移行する事ができる。更に「筆ぐるめ 28」で推したいのが「おすすめ!年賀状」だ。この機能は年賀状素材の中から利用者にぴったりの年賀状を絞って表示する事ができ、素材選びが「かんたん」になるツールだ。
「きれい」という点では、収録素材の数々も「きれい」だが、宛て名面の文字レイアウト機能も注目だ。入力した宛名が自動で最適な配置で印刷されるよう書家に監修を依頼して、住所・氏名の文字数に応じてバランス良く調整。縦書き・横書きいずれでも美しく印刷する事ができる。
また、「祥南行書体」「江戸勘亭流」等の和文フォントで、書体にこだわった「きれい」な宛て名印刷ができる。姓名外字も豊富に収録し、通常では漢字変換できず仕方なく略字で「斉藤さん」と印刷していた「さいとうさん」にも対応。正しい漢字で宛て名、差出人の印刷が可能だ。
ソーシャルディスタンスが提唱され、中々直接会えない遠方の両親や親族、例年通りに夏の行楽や食事会のできない友人、オンラインでの打ち合わせばかりになってしまった同僚等、お世話になっている方々へ「筆ぐるめ」でお正月伝統の年賀状を送ってみてはいかがだろうか。