次に設定すべきは「プロテクト」タブの項目だ。「プライバシー シールド」を有効にすると、不正アクセスから個人情報を保護できる。不正アクセスがあった際は警告が表示され、アクセスをブロックする事ができる。「Advanced SystemCare 13 PRO」で、バージョンアップされた「ウェブセール&広告ブロック」を有効にすると、Webサイトの閲覧時、仮想通貨マイニングや悪質な広告からWebブラウザを守ってくれる。また、プライバシーに気を使う方は、「ブラウザー トラッキング対策」機能を有効にすれば、Cookieの削除やプライベートブラウジング(シークレットモード)機能を活用して、できる限り個人の特定を防いでくれる。更にWebブラウザの利用終了時に閲覧履歴を自動消去すれば、更にインターネットを安心して使用できる。
パソコンにカメラが搭載されているか接続されていれば、パソコンの不正使用を防ぐ「フェイスID」機能も使用できる。これは、パソコンのカメラを使い、パソコンにログインしたり、スリープを解除したりする人物の写真を撮影する。パソコンに対して直接不正アクセスを行なっている相手を特定できる機能だ。
「Advanced SystemCare 13 PRO」では、新たに「メールプロテクト」機能が追加された。これによりスパムやフィッシング詐欺、その他のメールによる脅威からWebメールを保護できるようになった。
その他の細かな調整は「ツールボックス」(メイン画面右上の道具箱のアイコン)に任せよう。Webブラウザの最適化、メモリやディスクのクリーンアップ等、様々な項目から個別に最適化やクリーンアップを実行できる。中でも注目なのが「Winフィックス」機能だ。デスクトップから「コンピューター」や「ゴミ箱」のアイコンが消えた、Microsoft Edgeが正常に動作しないなど、簡単なパソコンの問題ならこのソフトで修復できる。
本ソフトを紹介するにあたり、8年前に購入した古いWindows 7パソコンに導入して効果を試してみた。元々10分近くパソコンの起動にかかっていたが、「システムケア」を実行しただけで、1〜2分程度までに短縮された。また、iTunesやWindows Media Playerなどの重いソフトも快適に起動・操作できるようになった。
新しいパソコンの購入を検討しているなら、購入前に一度本ソフトを試してみてはいかがだろう。上手くいけば、投資額はずいぶん抑えられる筈だ。