メニュー6【Windowsカスタマイズ】
項目名の通り、中々自分ではWindowsの設定画面から行なう事が難しいカスタマイズを簡単に行なえるメニュー。
プライバシー設定の項目もありアプリケーションエラーが起きた際に製造元にレポートを送信する機能や、Microsoftに送信されるテレメトリデータ(情報の遠隔収集)を無効化させる、といった事が可能だ。
これらの機能はソフトの改善にもちろん役立つものではあるのだが、匿名とはいえ自分の知らない所で情報が収集される事を好ましく思わないユーザーもいるだろう。そういった方は簡単に送信を拒否する事ができる。
メニュー7【システムの分析】
システム情報機能では、各ドライブの使用状況、インストール済みソフト、メモリ使用状況、デバイスドライバ等のパソコンのソフト・ハード両方の情報が表示される。
ディスク使用率の分析機能では、ドライブの容量がどれだけ使用されているかといった情報がグラフと使用率で表示され、隠れた大容量ファイルを見つける事ができる。
システムのベンチマーク機能はベンチマークを計測するだけでなく、世界中のユーザーの中で自分のパソコンのパフォーマンスがどれくらいかをランキングしてくれるので面白い。
筆者が利用しているパソコンは947,446エントリー中、上から36,909番目だった。
ディスク診断機能はハードディスクに問題があるかをチェックできる。毎日見る必要はないかもしれないが、3カ月に一度など定期的にチェックしてみると良いだろう。
メニュー8【ファイルツール】
名前の通りファイル関連の機能をまとめている。
ここではファイルの完全削除、ファイル復元、ファイルの暗号化、重複ファイル検索等、それぞれ3千〜1万円くらいで販売されているようなソフトに搭載されている機能を実行できる。
ファイル削除機能は初期設定で7回上書きするDoD5220.22-M形式や、最高で35回上書きし100%に限りなく近く復元不可能にするグートマン方式も選択できる。上書きする回数が多いと復元確率も低くなり安心だが、その分削除時間も増えるので注意が必要だ。
メニュー9【管理ツール】
ここではユーザー権限管理や復元ポイントの管理、エネルギーマネージャーといった各種機能が利用できる。また、「WinOptimizer 16」でどれだけ最適化したかといった情報も確認できる。
エネルギーマネージャーは名前からも推測できる通り、電源管理が行なえる。もちろんWindowsにも搭載されている機能だが「WinOptimizer 16」では、ビデオ品質、冷却ポリシー等12項目の設定を行なうことができ、ノートパソコンのバッテリー利用時にはビデオ品質を省電力にする事で利用時間を延長する等、細かな設定が可能だ。
メニュー10【バックアップ】
この機能は「WinOptimizer 16」を安心して利用する為のものだ。
これまでに最適化した情報を保存している為、万が一不具合が発生した場合でも安心して元の状態に復元する事ができる。
このバックアップ機能は「WinOptimizer 16」が自動で行っている為、ユーザーが毎回手動で実行するといった手間が全くない。このように全ての最適化情報をバックアップするといった機能は「WinOptimizer 16」ならではと言えるだろう。
パソコンの設定を変更するという特性上、万が一の事を常に考えている為、このような機能が搭載されているのだろう。とても安心だ。
今回は一部の機能紹介しかできなかった「WinOptimizer 16」の機能は、前述の通り非常に多岐に渡る。執筆時点では体験版が存在しない為、購入前に試用する事がができない点が事情に残念だ。しかし、今回紹介した機能だけを見ても、「WinOptimizer 16」が初心者から上級者まで幅広く利用できるパソコン高速化ソフトだという事はご理解いただけるだろう。