iOSデバイスを2台以上所有している場合は、そのデバイス間でデータを移動、同期する機能も使える。通常、買い替えた新しいiPhoneにデータを移行したいときは、標準のクラウドサービスであるiCloudを利用する事が多いだろう。ただし、iCloud自体の容量が不足しているとバックアップが完全に行なえない場合もある。そのとき1回限りの移行に月額料金を支払ってiCloudの容量を増やすのももったいない、と考える人も少なくないはずだ。
そんなときには「AnyTrans 7」の「クローン」機能を使えば、以前の機種から新しい機種へ、データを丸ごと移行できる。2台とも使い続けるときは、デバイス間で重複しているデータのみ処理を省いて、両デバイスのデータを同期する事も可能で、さらにはAndroidスマートフォンからiPhoneへ乗り換える際のデータ移行にも対応する。
そして、もう1つ面白いのが、ホーム画面をスマートに整理してくれる機能だ。アプリをインストールしていく内に、いつの間にかホーム画面がアプリアイコンでごちゃごちゃに、なんて事は誰しもあるのではないだろうか。手作業でグループ分けを考えて整理するのは、アプリが増えるほど面倒になってくる。「AnyTrans 7」の「ホーム画面管理」機能を活用すれば、ボタン一発でジャンルやアイコン色などで一気に自動分類してくれるので、手間は一切不要だ。
iTunesで省かれてしまったApp Storeのアプリ検索や、インストール済みアプリのアップデート機能等も備えている「AnyTrans 7」。動作自体も軽快で、これさえあれば音楽を購入したり、プレイリストをカスタマイズしたりするとき以外、iTunesを使う機会はほとんどなくなってしまいそうだ。
メニュー画面。デバイス管理やデータ転送など、多彩な機能が並ぶ
デバイス管理画面では、主にiOSデバイスとパソコン等との間でデータ転送する為の機能が用意されている
デバイス内のデータを一括、もしくは選択してを転送可能
ホーム画面のアプリアイコンの並びを自動整理する機能もある
iTunesでは省かれてしまったApp Storeのアプリ検索や、アプリのアップデートも可能になっている