ソフトを開発しようと思った動機、背景
私たちが「BackupNinja」を開発しようと思った動機や背景はシンプルです。
iTunesのバックアップと復元は、ある時点のデバイス上のデータを丸ごとバックアップして、必要な時に丸ごと復元するという事しかできないのをご存知でしょうか。よって、復元する際にデバイス上にある大切なデータを上書きしてしまう問題があります。
その為、今デバイス上にある必要なデータを残したまま、バックアップにある必要なデータをデバイスに復元したりする事ができないのです。また、iTunesはもちろん、iCloudのバックアップ内容を確認する事もできません。バックアップの中に必要なデータがあるかどうかは復元してからでないと確認する事ができず、複数のバックアップがある場合はそれぞれデバイスに復元してから確認、といったを繰り返さなくてはならないのです。
そこで、バックアップファイル内のデータを確認して必要なデータだけをデバイスに復元する機能を備えた、iPhoneのバックアップソフトを開発しようと思い立ったのがきっかけです。
iPhoneのバックアップ・復元管理なら「BackupNinja」、と言っていただけるようにより使いやすいソフトとするべく開発を続けてまいります。(一部機能を除いて)無料でご利用いただけますので、iPhoneユーザの方はぜひ、ご活用いただけると幸いです。
開発中に苦労した点
「BackupNinja」はプログラム開発者、UIデザイナー、ソフトウェアテスター、ウェブデザイナー、フロントエンド開発者が一丸となって、開発にあたりました。
- プログラム開発者:Windows版では「無線バックアップ」のプロセスの最適化に、Mac版では「iCloudバックアップ」で、認証やダウンロード機能の実装に苦労しました。特に無線バックアップのプロセスは、まだまだ最適化する余地がありさらにブラッシュアップしていきたい箇所です。
- UIデザイナー:iPhoneは私達の日常生活に重要な役割を担っています。デバイス上の大事なデータをすばやく安全にバックアップする事ができる信頼性と、製品名のNinjaのように優れたテクニックで、いつでもデータをバックアップできる製品という思いを込めてデザインしました。
- ソフトウェアテスター:バックアップと復元という信頼性が重要な製品をより確かなものにする為、私達は様々なバージョンのiOSやデバイス、システム等を組み合わせてテストを重ねて参りました。
- Webページデザイナー:Ninjaというネーミングのお蔭で、簡単にイメージをカタチにすることができました。優れたバックアップと復元機能が素早く効率的に動作できるソフトである事を伝えられるデザインとなったと自負しています。
- フロントエンド開発者:全体的にAllFilesやAppSitterのようなシンプルなメインデザインを継ぎながら、印象的な赤色を選びました。ナビゲーションバーやボタンも色々調整しましたので、コンテンツも一層分かりやすくなったと思います。
ユーザにお勧めする使い方
まずは、完全バックアップを行なってください。そうする事で後は差分バックアップやワイヤレスバックアップ等、より自在なバックアップを行なう事ができるようになります。
また、バックアップしたら、バックアップを確認してみてください。これまでのiTunesでのバックアップとは異なり、バックアップしたデータを復元前に確認する事ができ、必要なデータだけをデバイスに復元したり、パソコンにエクスポートしたりする事ができます。
その他にも「BackupNinja」でバックアップしたデータだけでなく、iTunesやiCloud、その他のソフトでバックアップしたデータも同様に操作でき、バックアップデータを一元管理する事ができます。
今後のバージョンアップ予定
1年に3〜4回ほどのバージョンアップを予定しており、今後のバージョンアップ時にiCloud同期内容を編集・削除する機能や、データを選択してバックアップする機能の追加を計画しています。