ソフトを開発しようと思った動機、背景
私は、仕事などでPC内にメモするときに、テキストエディタなどを使い、一つのファイルに「タイトル」+「メモ本文」というような行をそのつど残していました。このやり方でも、十分役に立っていたのですが、いろいろな種類のメモがどんどんたまり、あとでメモを整理するのが大変になっていました。こんな課題を意識しつつ、「入力はいままで通り簡単にでき、ため込んだメモはあとで簡単に整理できるソフトがほしい」と思うようになりました。いつか自作したいと思っていましたが、最近、仕事でWindowsソフトの開発を経験したのがきっかけで、ソフトの作成に挑戦しました。
開発中に苦労した点
○このソフトでは、メモを入力するウィンドウ(入力ウィンドウ)とメモを一覧表示するウィンドウ(メモリストウィンドウ)がそれぞれ独立しているため、二つのウィンドウの更新内容を同期させるのが大変でした。
○入力ウィンドウでは、メモの登録失敗を防ぐため、登録のUndo/Undoやり直しができるようにしようとしましたが、この機能の実現方法を思いつくのに苦労しました。
○コントロールやメニューに表示するアイコンやラベルの文言が、ユーザに違和感がないものになっているのか、大変迷ってしまいました。最初の公開後、何度も差し替えることになりました。
○ヘルプの作成に挑戦しましたが、ソフトを修正すると関連する説明個所も修正する必要があり、ソフトをリリースするときの足かせになってしまいました。
ユーザにお勧めする使い方
○メモの入力と整理
メモ入力ウィンドウをディスプレイのどこかに常駐し、メモしたいときは、メモの分類や標題をあまり気にせず、気楽に登録しましょう。登録がいったん終了したら、メモリストウィンドウでメモを整理(修正・削除・並び替え)しましょう。
○メモファイルの活用
登録したメモは、CSVファイルとして保存されます。Excelファイルとして活用しましょう。
○ウィンドウと表のレイアウト
入力ウィンドウとメモリストウィンドウの位置とサイズ、メモリストのカラム幅は、最後に設定したものが保持されます。自分好みにレイアウトしましょう。
○見やすさ調整
文字が小さすぎたり、大きすぎたりするときは、フォントサイズ(8ポイント〜14ポイント)で調整しましょう。
○HTMLファイルの活用
メモリストをHTMLファイルとして出力し、インターネットブラウザで参照できるようにしましょう。
今後のバージョンアップ予定
下記のような機能追加を目指して、バージョンアップを検討しています。
○メモ編集時のエディタ機能強化
・テキストにマーカーできるようにする。
・フォントを変更できるようにする。
・文字列置換ができるようにする。
・イメージを挿入できるようにする。
○HTML出力機能の強化
段落や表のスタイルを指定できるようにする。
○印刷機能の強化
複数の印刷レイアウトを選択できるようにする。
○メモ分類の細分化
メモの分類を大項目/中項目/小項目のように、細かい分類ができるようにする。ただし、メモ入力が面倒にならない方法で考えています。
(NinoKen)