全体的な高速化によって、さらに快適に使えるようになった印象。「Parallels Desktop」の最大のメリットは、Boot Campとは異なり、「再起動することなく、仮想環境が使えるようになること」に加え、必要に応じて「切り替えながら“同時に”利用できること」だ。Macをメインに利用しているユーザとしては、画面をマルチディスプレイ感覚で使えるMission Controlや、デスクトップが満杯でもアプリケーションを瞬時に起動できるLaunchpadなど──最新のWindowsにも同様の機能が採用されたとはいえ──Macらしいコントロール機能をそのまま使えるのはうれしい。例えば、
- Mission Controlで「macOS用」「Windows用」の二つのデスクトップを用意しておき、必要に応じてサッと切り替える
といった使い方もできる。さらに、近年のインタフェース規格であるUSB Type-Cのほか、USB 3.0、Thunderbolt、さらに古いMacのFireWire(IEEE 1394)も、Windows/Macの両環境で共有できる。
(坂下 凡平)