Windowsシステムのメンテナンスを手軽に行うことができるミニユーティリティ。Windowsの標準機能をサッと呼び出し、実行できる。「Windows System Checker」は、Windows標準の機能を利用して“Windowsのディスクドライブ(システムドライブ)やシステムファイルを確認(スキャン)し、必要に応じて修復を行うことができる”ソフト。「chkdsk」などをボタンクリックだけで実行することでき、実行結果はHTMLによるログで確認できる。配布アーカイブ(WindowsSystemChecker.zip)を解凍(展開)するだけで、すぐに使いはじめられるようになっている。
利用できるスキャンおよび修復作業は、
- ディスクチェック(chkdsk.exeを利用して、ファイルシステムのエラーをチェックし、エラーがあれば修復)
- システムファイルのスキャン(sfc.exeを利用して、システムファイルの整合性違反をチェックし、問題があれば修復)
- システムイメージの照合(Dism.exeを利用して、システム全体が正しい状態かを確認し、問題があれば修復)
の三つ。実行する作業は必要に応じてユーザが選択することができる(システムイメージの照合は、利用中の環境によっては非推奨とされ、「Windows System Checker」からは実行できない)。起動するとコンパクトな操作画面が表示され、スキャン・修復に必要なファイルの存在状況を確認し、実行する作業内容を指定することが可能。確認・指定が完了したら、「システムファイルの確認&修復を開始」ボタンをクリックすれば、確認・修復作業が開始される仕組み。画面上には「ガイド」ボタンも用意され、推奨される操作手順が示される。
実行結果は、作業終了後にログで確認することが可能。確認できるのは、
- システムの詳細(OSバージョン、対象ドライブ)
- chkdsk.exe、sfc.exe、Dism.exeそれぞれの実行結果
- 所要時間
の各項目。実行結果は「異常なし」「未実行」「修復済み」「再起動待ち」などで色分け表示され、わかりやすい。さらに「クリックで出力表示」をクリックすれば、詳細なログが表示される。