1年くらい前、「Windows 10で仮想デスクトップが使用できるようになった」と聞いたので早速、使ってみました。- (a)メモリ容量が少なく、CPUも遅い私のPCでもストレスなく使える
- デスクトップをたくさん作ってもそれほどひっ迫は感じず、デスクトップ切り替えも、もたつくことはありません。
- (b)タスク ビューはわかりやすく使いやすい
- タスクの切り替えが、デスクトップを含めて一つのビューでできるので、とてもわかりやすいです。また、タスクを表示させるデスクトップの変更もドラッグ&ドロップやコンテキスト(右クリック)メニューで簡単にできます。
など、想像より軽くシンプルで、とてもうれしかったのを覚えています。しかし、使っているうちに、
- (c)いまどのデスクトップが表示されているのかがわからなくなることがある
- デスクトップごとに異なる背景を設定できれば、一目瞭然なんですが。
- (d)デスクトップを与えられた順番だけで管理しなくてはいけない
- 例えば、仕事A用、仕事B用、仕事C用、休憩用、にそれぞれデスクトップを作成して使っていたとします。仕事Bが終わって、それ用のデスクトップを削除し、新たに仕事D用を作成したりすると、仕事C用は……? 想像するだけでもいやになります。デスクトップ1から順に切り替えて探す羽目になります。
- (e)直接、目的のデスクトップに切り替えられない
- Windows標準のショートカットキーでは、右隣か左隣にしかできず、タスクビューで切り替える場合も、画面全体がタスクビュー画面となり、本来の目的の「××をしたい」の思考が邪魔されてしまいます。
など、ちょっと残念でした。Windows以外では当たり前にできていたことなので、「もう少し待てば改善される」「誰かが素敵なソフトを作ってくれる」と期待していたのですが、なかなか思いは叶わず、待ちきれずに行ったのが「PlainDesktop」への追加です。
「PlainDesktop」では、前記への対応のほかに、以下なども加えています。
- いつも使うデスクトップ構成を記憶・復元する──私の場合、いつも使うデスクトップの構成(例えば、仕事A用、仕事B用、休憩用)は決まっているのですが、一時的に変更することが多くあります。これを元のいつも使うデスクトップ構成に戻す単純作業が、面倒でストレスでした。
- Windows標準では、デスクトップ背景を単色に切り替えたときに、色が連続的に変わるようにアニメーションされるが、デスクトップ切り替え時は冗長なのでこれを抑止する。
また、ボタンやメニューでの操作より、もっとすばやくキーボードだけで行えるよう、キー操作やホットキーも準備しています。前述の通り、自分のために作ったものなので、わがままな点がありますが、できるだけWindows等、外部との親和性にも配慮しましたので、よろしかったらお試しください。
(aki)