ソフトを開発しようと思った動機、背景
以前「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」をプレイしたときから、そのうち「ソニック」みたいな高速2Dアクションを作ってみたいと思っていたのですが、「ソニック」に出てくる「360度ループ」のような、曲線的で複雑な地形はプログラムするのが難しそうで、自分で作るのはちょっとハードルが高いなと思い、作らずにいました。しかしある日、直線的な地形でも壁や天井を縦横無尽に走り回れるシステムのアイデアを思いつきました。ちょうどその頃、「3分ゲーコンテスト」が開催されていたので、アイデアをまとめて短編ゲームとして制作し、次回の「3分ゲーコンテスト」に応募しようと考えて作りはじめたのが開発に至った経緯です。
結局、「3分ゲーコンテスト」の次回が開催されることはなく、普通に公開することになってしまったのが少々心残りです。
開発中に苦労した点
高速アクションということで、タイムアタックが熱いゲームにするために、いろいろなアイデアを考えました。なかでも、最高速度からさらに加速できる「オーバーブースト」は、我ながらいいアイデアだったと思います。一方で「ゲームが複雑になりすぎる」「あまりに加速できすぎる」といった理由から、最終的に没にしたシステムも複数あり、このあたりは結構、葛藤のあった部分でした。
また、主人公が地形に埋まったり、すり抜けたりしてしまうバグにも悩まされました。このバグは結局、現在でも直しきれていません。できるだけすり抜けないように対策はしたので、もしすり抜けてしまっても、大目に見てやってくださいませ……。
ユーザにお勧めする遊び方
本作では、オールクリア時に
- 各エリアのクリアタイムの合計が3分以内
- 残機数が15以上
のいずれかの条件を満たすことで、真のエンディングが見られるようになっています。アクションゲームに自信のある方は、ノンストップで駆け抜けて、3分以内でのクリアを目指してみてください。そこまでアクションが得意でない方でも、1UPを回収しながら慎重に進めば、残機数15以上で真エンディングに到達できるかもしれません。ご自分に合った遊び方で楽しんでいただければと思います。
(bunaguchi)