マウスポインタをデスクトップ端に移動させることにより、あらかじめ指定しておいたウィンドウをその場に表示させることができるソフト。「Winrise」は、マウスポインタの移動をトリガーに、ユーザの指定したウィンドウを一時的に表示するデスクトップアクセサリ。デスクトップの四つの角(隅)または上下左右辺の計8ヵ所それぞれに、表示させたいウィンドウを個別に設定できる。マウスポインタが離れると、当該ウィンドウが消える(非表示になる)仕組み。よく使うファイルの内容をサッと確認したいようなときに便利だ。
起動するとタスクトレイに常駐。タスクトレイアイコンの右クリックで表示されるメニューで「マウスポインタの位置」と「表示されるウィンドウ」を設定する。マウスポインタの位置は、左下隅、下端、右下隅、左端、右端、左上隅、上端、右上隅から選ぶ(選択項目は下辺→中央→上辺の順に並んでいる)。現在、開かれているウィンドウなどがそれぞれのサブメニュー項目としてリストアップされており、対象のウィンドウはこのリストから選択・指定できる。
表示されるウィンドウをキーワードで指定することも可能。「ウィンドウタイトル(ウィンドウクラス名)」の形式で指定でき、ワイルドカードも使用できる。
さらに、
- 一時表示を設定したすべてのウィンドウを表示する
- 一時表示の設定をすべて解除する
- 設定してあるキーワードをすべて適用する
の各コマンドを実行することも可能。いずれもタスクトレイメニューから選択できる。オプションでは、
- 角の縁の長さ(pixel単位):マウスポインタの位置が四隅と判定される範囲の指定(上下左右端と区別するため)
- カーソル監視周期(ミリ秒単位):マウスポインタの位置を確認する間隔
- 切り替え猶予時間(ミリ秒単位)
を設定できるようになっている。