さまざまなWindowsアプリケーションのウィンドウをタブ化してしまえるのが痛快。ウィンドウを開きすぎてデスクトップが散らかりがちな方も、これさえあればすっきり整理できるはず(ただし、あらゆるウィンドウに対応しているわけではないようで、筆者が試した範囲では、Microsoft Edgeやストアアプリはタブインタフェースにできなかった)。グループ化したいウィンドウは任意に選べるので、作業目的に応じていくつかのグループを作ることも可能。WordとExcelをひとつのグループとして扱ったり、逆に並べて表示できるように別々のグループにしておいたりといった使い分けができる。さらに、グループ化したくないアプリケーションをブラックリストで除外したり、逆にグループ化を許可するアプリケーションだけをホワイトリストで指定したりもできて便利だ。
「TidyTabs Personal」自体を起動しても一見、何の変化もなく、ただタスクトレイに常駐するだけなので、最初に使うときだけはちょっとわかりにくいが、ウィンドウ左上をポイントするとタブが現れることさえわかってしまえば、あとは簡単。タブブラウザでなじんだ操作から容易に類推できる。
フリーの「Personal」では、タブの順番を入れ替えることはできない。並び順にこだわるときは、グループ化する際に気をつける必要がある。上位の有償版「Professional」では、ひとつのグループに四つ以上のタブを登録できるほか、タブの順序入れ替え、タブのリネーム、単独のタブを自動的にまとめるグルーピング、マルチモニタ対応といった機能を利用できるようになる。
(福住 護)