パソコンに潜むさまざま問題点をワンクリックでスキャンし、ジャンクファイルの削除、システムの最適化・高速化や保護を行える“高速&快適化アプリ”。「Advanced SystemCare PRO」は、システムの問題点解消による高速化をはじめ、不要ファイルの削除、個人情報の削除、レジストリトラブルの解決、さらにはウイルス/マルウェアの除去まで、一本で幅広いメンテナンスを行えるソフト。マウスクリックのみで手軽にスキャンでき、パソコンを最適化できる。新バージョン「10」では、新開発の顔認識技術「フェイスID」を搭載。パソコンに不正アクセスし、個人情報の読み取りを図る人物を自動撮影できるようになった(使用するにはWebカメラが必要)。さらに、悪質なサイトや不要な広告をブロックする「ウェブサーフプロテクトと広告非表示」が追加され、「スタートアップ高速化」の機能強化なども行われた。
メイン画面は、起動時に開く「クリーン&最適化」を中心に、「スピードアップ」「保護」「ツールボックス」「アクションセンター」の各タブ画面で構成される。
「クリーン&最適化」では、最も手軽にパソコンのケアを行うことが可能。Web閲覧履歴やダウンロード履歴、Cookieなどを削除できる「プライバシースイープ」、ハードディスクのエラーを検出する「ディスクスキャン」、さらには「レジストリクリーン」「ジャンクファイルクリーン」「スパイウェア除去」「システム最適化」など、計12種類の機能から必要なものを選択して、まとめて実行できる。
「スピードアップ」では、パソコンを高速化するための機能を利用できる。「仕事」「ゲーム」「節電」といった用途別やシステムサービスの項目別などで最適化し、パソコンのパフォーマンス向上を図る「ターボブースト」、長期間使われていないアプリケーションやツールバーをアンインストールする「アプリ/ツールバークリーナー」、詳細な設定項目でWindowsシステムを高速化する「ディープ最適化」のほか、新バージョン「10」では、古くなったデバイスドライバを自動更新する「ハードウェアアクセラレータ」が追加された。
「保護」は、スパイウェアの監視、Webサイトによるトラッキング防止、ブラウザ設定(ホームページ/検索エンジン)の変更防止など、セキュリティとプライバシーを守る機能で構成される。新機能「フェイスID」は、あらかじめユーザの顔を撮影・登録しておくと、パソコンの前に座る人物をWebカメラで常時監視し、不正な使用が認められた場合に警告を発するもの。Webサイトへのアクセスを監視し、Web広告をブロックする「ウェブサーフプロテクトと広告非表示」も、新バージョン「10」で追加された機能だ。
「ツールボックス」には、
- Windowsの設定を変更する「最適化」
- 問題点の解決を中心とした「修復」
- 不要なファイル/フォルダ、ショートカットや重複ファイルなどを掃除する「クリーンアップ」
に分類された、高速化・快適化に役立つ計23種類の機能が収録され、目的に応じて個別に呼び出して実行できる。そのほか、IObit社製品のおすすめソフトをダウンロード/インストールすることも可能だ。「アクションセンター」では、Webブラウザ、Javaランタイム、Flashなどの重要なプログラムのバージョンを調べ、古いものをアップデートすることが可能。IObit社製品のおすすめソフトを購入するためのリンクも用意されている。
設定画面では「通知」項目を個別に選択・指定することが可能。問題点の自動ケア、不要なアイテムの自動クリーン、ソフトウェアの自動アップデートなどが実行された際に、通知を表示させることができる。