ソフトを開発しようと思った動機、背景
数年前から、制作したゲームはパソコン版だけでなく、Androidアプリ版も作って公開しているのですが、そのアプリ版に対して海外の方から多くの反響をいただくようになりました。そこで今回は最初から海外ユーザを意識し、かなり以前から構想のあったアクションゲームを、世界観を和風にして制作してみました。タイトルもそのまま英語にして使えそうなものにしてあります。開発中に苦労した点
海外の方もユーザ対象とするため、まず日本語版を作ってから、がんばって自分で英語に翻訳するのですが、なまじやや古風な日本を背景にしてしまったために、元となる日本語のストーリーやセリフの言い回しが難しくなってしまい、ただでさえ得意とはいえない英語翻訳がたびたび難航して何度も投げかけました。
また、パソコン版とアプリ版とであまり差をつけたくなかったため、操作やスペックの都合で設計をアプリ版に合わせざるを得ないことが多く、操作を簡単にしたり、エフェクトを削ったりという調整がたびたび発生したのも大変でした。
ユーザにお勧めする使い方
社会人になり忙しくなると「壮大なスケールで贈る、クリアに100時間かかるゲーム」……などという大作はなかなか遊べなくなります。とはいえ、息抜きに遊べるゲームはほしい。そんな忙しい大人のみなさんでも遊べるように、ステージをたくさん用意し、かつ1ステージあたり2、3分もあればクリアできる長さにしてあります。腰を据えて遊ぶには物足りないかもしれませんが、ちょっとした空き時間に気晴らしに遊んでいただくにはちょうどよいと思います。
今後のバージョンアップ予定
本作は連載形式で制作しており、だいたい1ヵ月に一度の割合で新ステージを公開しています。この文章を書いている時点でまだ物語編は完結していませんが、2016年内には完結を目指しています。また、物語編完結後も、ストーリーと関係があったりなかったりするステージを試技編というカテゴリーで順次公開する予定です。
ユーザへのお願い
時々、フリーゲーム作者の集まりに参加するのですが、必ず挙がる話題のひとつに、
- 「どうしたらユーザからレビューをもらえるだろう」
というのがあります。人気ゲームの作者であっても、ユーザからの直接の反応は驚くほど少なかったりします。また、悲しいことに、反応があるときはだいたいバグ報告や苦情など文句のあるときで、純粋に「おもしろかった」というだけのレビューはなかなかいただけないのが実情です。そして、それは往々にして「制作を続ける意味はあるのか」と作者に自信をなくさせ、モチベーションを下げることに繋がってゆきます。作者に直接レビューを送るのは勇気もエネルギーも要ることだと思います。ですが、おそらくほとんどのゲーム作者はユーザに楽しんでもらいたくてアイデアを練り、工夫を重ね、膨大な時間をかけて制作をしており、常にユーザの声に飢えています。もし遊んだゲームがおもしろかったら、心の中で思って終わりとか、ツイッターで呟くとかだけでなく、メールでもなんでもいいので、直接作者に声を届けてあげてください。「おもしろかった」だけでもいいし、「どこがよかった」というのがあれば、なおうれしいです。そうすれば作者はきっとやる気になり、もっとおもしろいゲームがたくさん生まれてくると思います。
もちろん、私もいつでも感想をお待ちしています! マニュアル記載のメールアドレスまでお気軽にどうぞ!
(Mine)