暗号化処理を特定のアルゴリズム（計算方法）によって行うのではなく、暗号化のたびに処理方法自体がランダムに変化するため、解析は極めて困難

ZIP形式で利用できるAES256bitというアルゴリズムもかなり強固なことで知られるが、さらに無限鍵暗号を使って二重に暗号化することで、より高いレベルのセキュリティを確保できるのは、ネット経由で重要なファイルをやり取りする人にとっては心強い。さらに「手軽なファイル圧縮ユーティリティとして使える」というメリットもある。

操作は一般的なパスワードロックソフトと大差ないし、「2重暗号」によって処理時間が大幅に増えるといったこともない。二つのパスワードを入力する必要があるが、これは相手先登録を利用すれば特に手間もかからない。ふだんから「2重暗号」を選んでおいてもよいだろう。

インストールされるファイルのうち、必須なのは「Fcode.exe」「Ionic.Zip.dll」の二つのファイルだけなので、常時携帯して出先で使用するのにも適している（ただし動作環境として.NET Framework 4以降が必要）。