ソフトを開発しようと思った動機、背景
数年前に動画サイトでフリーゲームのプレイ動画を見て、「いまのPC版の『RPGツクール』はこんなことまでできるのか」と感銘を受け、自分でも何か形に残るものを作りたいと思ったのがきっかけです。ゲームは絵、シナリオ、音楽、エンターテインメントが融合した総合演出であり、少人数やひとりでも一つの世界を構築できる素晴らしい媒体となりました。技術の発展により、長年温めていた構想を形にすることができ、とても良い時代になったと感じています。開発中に苦労した点
「RPGツクール」は非常にポテンシャルの高いソフトで、「RSGG」というスクリプトもあるので、人生でプログラミングに初挑戦しました。背景美術や空気感を活かした演出をするために、マップ画面と戦闘画面の切り替えをシームレス化しましたが、慣れないプログラミングとマップデザインの難しさなど、さまざまなことに悶絶することになります。
レベルデザインでは、難易度のバランスを保ちつつ、プレイヤーの選択次第でゲームバランスが逸脱できるような遊びがある調整をしました。せっかく苦労して作ったゲーム、最後まで遊んでもらえることが一番なので、遊びの部分で試行錯誤する要素を残しつつ、挫折しないバランスを保つことには苦労しました。
作品について一言
作者として伝えたいメッセージというのもあるにはありますが、それよりも幻想的な世界観や特徴的なシステムなど、表面的な部分を素直に楽しんでもらいたい思いがあります。誰にでもオススメできる内容とは言い難い部分もありますが、ほかの作品では体験できないものを感じてもらえたらうれしいです。
今後のバージョンアップ予定
バージョンアップはバグなど見つけ次第行いますが、追加のシナリオ等は現在のところ予定しておりません。ただし本作は、世界観を共通した続編のようなものを構想しており、本作品を制作する1年以上前から開発中ですので、ご興味があればホームページを見ていただけますとうれしいです。
http://akirapoporo.wix.com/hacobeya
(haco)