プログラムによる通信を制御して、外部からの攻撃や情報漏洩を防ぐのがファイアウォールだが、Windowsに標準搭載されているWindowsファイアウォールは起動や設定になにかと手間がかかる。そこで「Windowsファイアウォールをもっと簡単に使えるようにしよう」というのが「Firewall App Blocker」のコンセプトだ。ファイアウォールそのものではないので常時起動させておく必要はなく、設定のときだけ起動すればよい。またプログラムによる通信を自動検知してルールを設定するといったわけでもないので、検出時の動作指定といったオプションもなく、登録したプログラムの通信を単純に遮断するというシンプルなものだ。
プログラムの登録は、ダイアログからの選択というオーソドックスな方法以外に、コンテキスト(右クリック)メニューやドラッグ&ドロップにも対応。ファイアウォールになじみの薄い人でも簡単に使えるようになっている。
ファイアウォールを呼び出すことも可能で、「とりあえずプログラムの登録だけを『Firewall App Blocker』で行い、細かい設定はあらためてWindowsファイアウォールで行う」という使い方もできるだろう。
(福住 護)