ソフトを開発しようと思った動機、背景
もともと100円ショップで買ってきたキッチンタイマーを使っていたのですが、調理場の中で一日に何回も毎日使っていると、ボタンが壊れてしまいます。何度か買い換えましたが、あるときちょうどすぐ横にパソコンがあることに気づき、「タイマーソフトを作れば、故障に悩むこともなくなる」と思って作ることにしました。いろいろなタイマーを使ってきましたが、ボタンやスイッチは使いやすいものも使いづらいものもありました。そこで、自分で作るのなら最も使いやすい仕様にしようと考えました。パソコンならではの「ファンクションキーにいつも使う時間設定を割り当てる」などの機能も追加しました。
開発中に苦労した点
「どうすれば簡単に操作できるか」を追求しました。例えば3分を設定するとして、「分」「秒」ボタン式は「分」ボタンを3回押して「Start」。でもこの場合、20分などは「分」ボタンをたくさん押さなければなりません。さらに30秒などの場合にも手間がかかります。
10キー付きのタイマーでも普通は4桁の数字が右から順に出てくるので、【3】【0】【0】と押して「Start」。ここで私は「秒まで指定することは少ないだろう」と考えました。つまり秒指定の【0】【0】を省略できれば、もっと早く設定できます。そこで「キッチンタイマーkt」では【3】を押して「Start」だけで開始できるようにしました。「秒」は必要なときだけ設定する仕様です。さらに秒の設定もたいていは「30秒」などの10秒単位が多いと考え、【3】だけなら30秒、もし31秒を設定したい場合は【3】【1】と押すようにしました。
ユーザにお勧めする使い方
ファンクションキーによく使う設定を割り当てられるようにしました。私の場合は調理場で「小籠包は6分30秒」「腸詰は8分」「上海蟹は20分」「お酒の燗は2分30秒」「杏仁豆腐は15分」……など、さまざまな設定が必要だったので、いつも使う設定を割り当てて、すぐに呼び出せるようにしました。慣れると、考えなくても押せるようになります。
さらにユーザさまからのリクエストで、呼び出し音が最短5秒で鳴り止む設定を追加しました。これにより「鳴ったとわかったら、わざわざ止めに行かなくてもOK」というオプションも選択できるようになりました。
今後のバージョンアップ予定
シンプルなキッチンタイマーなので、これ以上の機能の追加は現時点では考えていません。
(好Hao)