はじめてでも使いやすい高機能はがき作成・住所録ソフト「はがき作家 Professional」の新バージョン。申年素材を含む多彩なテンプレートやイラストを収録する。「はがき作家 Professional」は、年賀状やはがきの宛名印刷と住所管理、はがき裏面のデザイン作成・印刷を簡単な操作で行えるソフト。新バージョン「9」では、年賀状、喪中はがき用テンプレート267点、通年用テンプレート138点、イラスト素材291点を収録。さらに、従来から定評のある有澤祥南氏による毛筆フォントに、新たに「AR 祥南真筆行書体 M」が追加され、フォント選択の幅が広がった。郵便番号データは2015年9月30日付け公開のものに更新されている。
ソフトは、
- 宛名面の作成と住所管理を行う「はがき作家 あてな」
- 文面(裏面)の作成・印刷を行う「はがき作家 うら」
からなり、それぞれ個別に起動して利用する(ツールボタンで相互に呼び出すことも可能)。「はがき作家 あてな」「はがき作家 うら」ともに、操作の流れに沿ったツールボタンが画面上部に並び、直感的に作業を進めることができる。「はがき作家 あてな」は、画面左側に宛名データを登録するカード型の住所録が、右側には宛名面のプレビューエリアが配置された構成。住所録に入力した宛名をプレビューで確認しながら、データの入力を行える。住所は、強力な検索機能を使って、効率よく入力することが可能。郵便番号検索では、先頭の三桁を入力するだけで該当する住所が表示され、リストから選択・入力できる。住所検索では、都道府県→市町村→番地などと階層的に選択してゆくことにより、住所と郵便番号とを同時に入力することが可能だ。
カード型の住所録では、自宅・勤務先の両方の住所を登録し、いずれを印刷するかを指定できる。家族の連名を合わせて登録できるのはもちろん、必要なら勤務先住所にも家族の名前を印刷することが可能。電話やFAX、携帯電話、メール、ホームページなどは、まとめて「連絡先」として登録しておける。宛名ごとに5年分の年賀状・暑中見舞い(種類の追加もできる)の送受信記録も保存できる。住所録はカード型のほか、一覧表(リスト)のスタイルでも入力・閲覧することが可能。表示する宛名は、氏名の行(あかさたな……)ごとのタブ、またはあらかじめ設定しておいた「グループ(友人、会社、親戚…)」のタブで瞬時に絞り込める。
ルートプロ社のはがき印刷サービスとも連動し、宛名面・文面を作成しておけば、両方の印刷をソフト内からネットでオーダーすることが可能だ(「はがき作家 あてな」から行う)。
「はがき作家 うら」は、年賀状・挨拶状などのはがき、往復はがきの文面デザインを作成できるソフト。年賀状のテンプレートは、和風定番、和風モダン、カジュアルなど、シーンや相手に応じて分類され、さらにデジカメ年賀状のテンプレートが使う写真の枚数別に用意されている。年賀状のほかにも、喪中・寒中見舞いはがき、結婚・出産の挨拶状、引っ越し案内はがき、さらにパーティなどの招待状、転勤、就任、異動といったビジネス挨拶状まで、豊富なテンプレートがあり、さまざまな用途に対応する。
操作は、
- 用紙の設定(はがき種類を選ぶ)
- テンプレートの選択
- イラストや写真、文章の編集
- 差出人の編集
- 完成したはがきの印刷
で完了。簡単に見栄えのするはがきを作成できる。テンプレートは、画像、イラスト、文章といったオブジェクトで構成され、個別のオブジェクトをプレビュー上で選択することで編集・削除を行える仕組み。オブジェクトを新たに追加することももちろん可能だ。画像の簡易補正・加工機能も備える。傾き補正やトリミング、明るさ・コントラストの調整、透過色の設定、フレームの付加といった操作を行える。フレームは、円、だ円、角丸四角から選択することが可能。色や太さを指定できるほか、画像の周囲にぼかしを入れることもできる。
そのほか「はがき作家 あてな」には、
- 宛名面へのカスタマーバーコードの印刷
- 住所の一覧リストの印刷
といった機能が、また「はがき作家 うら」には、- オブジェクトのロック(移動禁止)
- 複数オブジェクトのグループ化
- 用紙背景への単色、グラデーション、イメージ画像の追加
といった機能がある。