「すごい位置合わせ」は、“定型用紙やラベルをスキャナで読み込み、打ちたい場所に直接文字を入力する”だけで、面倒な位置合わせ印刷を行えるようにしてくれるソフト。スキャナで読み込んだ用紙画像を背景に設定できるほか、BMP/JPEG/TIFF/PDF形式の画像やPDFを利用することも可能。新バージョン「PRO8」では、

• オブジェクト同士の位置をすばやく揃えられる「仮想ガイド」
• 表データと文字オブジェクトとを簡単に関連付けできる「オブジェクトの簡単リンク」
• 表データウィンドウと外部の表データファイル（XLS、XLSX、CSV）とをリンクできる「表データのリンク」

使い方は簡単。

1. 用紙をスキャンするか、画像/PDFファイルを読み込み、背景画像に設定
2. 文字を入力するための文字枠（文字オブジェクト）を背景画像の上に作成
3. 文字オブジェクトの中に必要なデータ（文字や数字）を入力（必要であれば、文字のサイズやフォントを指定）
4. 用紙をプリンタにセットして印刷

住所・氏名をはじめ、文字列を入力するための文字オブジェクトでは、フォントや色、サイズを任意に設定できるほか、文字列を枠内で揃えたり、行間や文字間、余白を設定したりもできる。用紙には「文字」のほか、「レ」「×」「○」などの「チェックマーク」や円・四角形などの「図形」、BMP/JPEG/PNG/TIFF/PDF形式の「画像」、さらには表データから作成できる「表」「ラベル」をオブジェクトとして配置することが可能だ。

新バージョン「PRO8」で追加された「表データのリンク」機能では、外部の表データファイルと表データウィンドウとをリンクさせることができるようになった。従来は、表計算ソフトのデータを更新するたびに、表データウィンドウに読み込み直す必要があったが、「PRO8」ではボタンをクリックするだけで、表データウィンドウのデータが更新される。

そのほか、ひとつの表データを同一編集画面上に複数配置できるようになり、レイアウトの自由度が高まった。例えば、納品書と請求書を1枚の用紙に印刷するような場合でも、同じ表データを2ヵ所に配置できるようになった。

画像オブジェクトの差し込み印刷機能も追加された。画像の保存フォルダから読み込んだ複数の画像データを1枚ずつ、同じ位置に貼り付けることができる機能で、例えば顔写真付きの名刺など、1枚ごとに異なる画像を貼り付けた印刷物を作るときに便利だ。