Windowsの起動時間を毎回、自動的に測定してくれるソフト。結果はログに保存され、過去の記録と比較できる。「BootRacer」は、Windowsの起動速度を測定・記録し、過去のデータやほかのパソコンとの比較を行えるソフト。Windowsが起動してからデスクトップ画面が表示され、ユーザが操作できるようになるまでの時間を正確に、かつ最小限のリソースで測定することが可能。Windowsのバージョンごとに開催されている“最も起動が速いコンピュータを決めるコンテスト”に参加することもできる。
使い方は簡単。
- メイン画面の「起動時間テスト」ボタンをクリック
- 確認ダイアログで「はい」ボタンをクリックすると、Windowsの再起動処理が開始される
- 再起動にかかった時間が自動的に測定される
測定結果は起動後にダイアログで確認することが可能。測定されるのは、- Windowsブート(起動処理開始から「ようこそ」ダイアログ(ログオン画面)が表示されるまでの時間)
- パスワードタイムアウト(ログオン認証(ユーザアカウントの選択やパスワード入力など)にかかる時間)
- デスクトップ(ログオン後にデスクトップさ表示され、CPUが完全に解放されるまでの時間)
の三つの時間。パスワードタイムアウトは起動合計時間から差し引かれるため、システム起動にかかった時間だけを正確に把握することが可能だ。起動後には、デスクトップ右下に現れる小さなウィンドウに「起動完了」までの秒数がカウントダウン表示され、さらに「パーソナルレコードです」「システムのパフォーマンスが低下しています」といった、測定結果を反映したメッセージも表示される(表示されないようにもできる)。
メイン画面には、最新起動時の測定データが1/1,000秒単位で表示されるほか、「Windowsブート」「パスワードタイムアウト」「デスクトップ」のそれぞれにかかった時間の比率が、わかりやすいバーグラフで表示される。起動速度の評価も五段階の★印で示される。
過去の測定データは「起動履歴(秒単位)」画面で確認することが可能。「起動完了日時」「ログオンまでの時間」「ログオンからデスクトップ表示までの時間」をバーグラフで確認できる。最高および最低記録には、わかりやすくアイコンが付加される。起動履歴を印刷したり、ファイルに保存(XLS/HTML/DOC/CSV形式)したりすることも可能だ。
インターネットで測定データを送信することにで、最も起動が速いコンピュータを決める「コンテスト」に参加することも可能。取得したパソコンのハードウェア情報(CPU、BIOS、マザーボード、メモリ容量など)とともに測定データを投稿すればよい。コンテストはWindowsのバージョン別に集計され、上位10人が公開される。