ソフトを開発使用と思った動機、背景
家庭菜園や市民農園では、限られたスペースでできるだけ多くの種類の野菜を効率よく栽培したいもの。私自身、約100坪の畑で年間約40種類の野菜を栽培していますが、種類が多くなればなるほど、栽培管理は複雑になり、なかなかうまくいきません。そこで、計画的に野菜を栽培し、効率的にその栽培を管理するために、このソフトを開発しました。開発中に苦労した点
作付計画と必要な作業計画を作成し、その作業を実施を記録してゆくのが基本的な流れなのですが、実際に野菜を栽培していると、計画通りとはいかずに計画を変更したり、予定にない作業をしたりする場面が多いことを実感しました。そこで、計画の変更や計画にない作業の記録など、柔軟に対応できるようにする工夫が必要でした。
また、作付計画は原則として、播種→定植→収穫といった一連の作業を経て終わるのですが、例外的に何度も収穫できる多年草があります。アスパラガスやニラなどがそうです。野菜全体の中ではわずかに過ぎないこうした多年草も扱えるようにするために、プログラムがかなり複雑になってしまい、苦労しました。
ユーザにお勧めする使い方
まず、多くの野菜の作付計画を組み合わせて、限られた畑のスペースを最大限に活用してもらいたいと思います。例えば、よく使う野菜は複数の品種をうまく組み合わせて、リレー栽培で連続して収穫を続けることができる作付計画を作るのにもこのソフトは便利です。
また、このソフトを何年か続けて使ってもらえれば、蓄積された過去の作付や栽培の記録を活用することで、より適切な栽培計画や、失敗しないための栽培のポイントの把握等に活用できます。
無料版の「プチ菜園マスター」は、1年間に作成できる作付計画の上限が20となります。また、過去の連作状況の活用にも機能制限があります。もっと多くの野菜を栽培したり、過去の記録を十分に活用したりするためには、ぜひ「通常版(有料)」のご利用をご検討ください。
今後のバージョンアップ予定
当面は現状の機能において、使いやすさの向上のための改善を図ってゆきます。あわせて、初心者でも作付計画や作業計画を作りやすくなるように、栽培のポイントやアドバイスのような機能の追加を検討しています。
(coasys)