ソフトを開発しようと思った動機は、「囲連星」というボードゲームを競技化、一般化を考えたときに、フリーソフトがあるのとないのでは触れる機会が全然違うと思ったことがきっかけです。また、当時自分自身がプログラムの仕事をしており、知り合いにゲーム制作会社を紹介していただけたことも開発するにあたって大きかったです。そのため、開発に関して打ち合わせなどはしましたが、開発そのものは自分で行わなかったので、プログラム面での苦労はなかったです。ただ、仕様として細かいルールを決定することは大変苦労しました。またいきなり強いAIを作るのは難しいということで、現在のLv.0のAIのみで公開がスタートしました。
今後はさらに強いAIができるとよいなと思っています(人がどうやっても敵わないAIなどができる日も少し期待しています)。AIだけを分けて開発することも可能で、現バージョンもユーザさんがボランティアで作ってくれたAIがメインです(Lv.1以降のAIはすべて異なるユーザさんによるものです)。
今後のバージョンアップですが、「最終着手をデフォルトにしたい」「時間経過を表示したい」などの細かい点があるのですが、自分自身で修正できないため、ユーザさん頼みになってしまう点が不甲斐ないところです。また、どうしても先手有利となってしまっているので、現在のシンプルなルールの中で先手後手を均衡できればと思っています。
ちなみにAI以外もフリーソースになっているので、以前ユーザさんに細かいバグを取っていただいたことがあります。そういう意味で、最初に作っていただいたゲーム制作会社さんのほかにも、「囲連星」に協力していただいたボランティアプログラマさんにもとても感謝しています。
(日本囲連星協会)