「専用フォルダ内に保存されたファイルやショートカットをそのまま起動用メニューに表示する」というシンプルなランチャ。ショートカットの作成やサブフォルダの作り方といった初歩的な知識さえあれば、誰でもすぐに使うことができ、操作も簡単だ。ただし、メニューアイテムの並びはフォルダ内の表示順番に従うため、任意に指定することはできない。一般的なランチャとはちょっと違うところなので覚えておこう。クリップボード内の文字列を引数として受け渡すことで、アプリケーションの起動と同時にドキュメントを開ける「コマンドライン引数」機能はなかなかおもしろい。通常はショートカットを作成する際に引数としてファイル名を指定しておくところだが、この機能ではクリップボード内の文字列が引数となるので、より柔軟性が高い。
「裏メニュー」も人目に触れさせたくないファイルなどを隠しておくのに便利。ただし、セキュリティレベルとしてはそれほど高度なものでないことは理解しておこう。
筆者の環境では、本ソフトの設定用プログラム「SettingConsole.exe」がNortonに脅威として認識され、自動削除されてしまった。危険なファイルではないので、実行前に自動保護とSONAR機能の検知対象から除外しておこう。
(福住 護)