マウス操作で縦横斜めに、自由にスクロールさせることができる仮想デスクトップソフト。常に表示させておきたいウィンドウを固定ウィンドウとして登録することも可能。「GrandWin」は、最大100画面分(縦10×横10)の広大なデスクトップを使うことができる仮想デスクトップソフト。マウスポインタを画面の上/下/左/右端に置くことで、画面がその方向にスクロールし、新しい仮想デスクトップが現れる。スクロールのほか、画面単位で切り替えることも可能。さらに、実際のデスクトップと仮想デスクトップとがマップ表示される「NAVI画面」で移動することもできる。
利用できる仮想デスクトップのサイズは、初期状態で通常の25倍(縦5×横5)。設定により、最大100画面分(縦10×10)まで広げることができる。マウスでスクロールさせる場合は、移動量が段階的に速くなる仕組み(アクセラレート機能)。スクロール時の最小移動量(スクロールがはじまるときの移動量)と最大移動量(スクロールの最大量)とを設定しておくこともできる。デスクトップの状態を監視し、移動動作に入るための間隔をミリ秒単位で指定することも可能だ。
マウスカーソルの位置で仮想デスクトップのスクロールを有効にするための「スイッチキー」を設定しておくことも可能(【Shirt】/【Ctrl】キー)。偶然移動させたマウスカーソルの位置により、間違ってスクロールしてしまうことを防止できる。
「NAVI画面」は、中央に実際のデスクトップが配置され、周囲に仮想デスクトップ領域が表示される碁盤目状のスタイル。現在表示されているデスクトップの位置が「オレンジ枠」で、またデスクトップ上で開いているウィンドウが「黄色の四角」で示される。NAVI画面では、
- オレンジ枠のマウスドラッグにより、表示する部分を指定
- マウスクリックにより、クリック位置を中心とした仮想デスクトップ領域にジャンプ
- ウィンドウを右ドラッグし、当該ウィンドウを移動
といった操作を行える。