ソフトを開発しようと思った動機、背景
本バージョン「6」では今後、さらに普及するであろう4Kそして8Kといった高解像度の編集を見据えることがコンセプトにありました。本バージョンでは出力形式(フォーマット)としてH.265/HEVC規格に対応することで、8Kサイズの映像出力に対応するだけでなく、付随する編集画面も、高解像度の映像に対応するべく進化を遂げています。
そのほかにも新世代形式への多数対応や、NVIDIA社の新世代ハードウェアエンコーダ「NVENC」への対応など、近未来を見据えた機能追加を施しています。さらに、64bitアーキテクチャにネイティブ対応し、64bit専用とすることで、利用可能なメモリ量が格段にアップし、ウルトラHDクラスの映像編集や、高度な計算を用いるフィルタ処理など、編集操作がより軽快となっています。開発中に苦労した点
出力形式が増えるにつれ、設定可能なパラメータも増大してゆきますが、これを「はじめての方でも意識することなく、簡易に取り扱えるようにする」ことが苦労した部分となります。本バージョンでは、ビットレート設定も自動化するなど、ほぼ設定を変更することなく、出力まで一貫して完了できる構造となっています。
ユーザにお勧めする使い方
H.265/HEVC形式は、高解像度向けだけでなく、「同一ビットレートであれば、H.264/AVCと比較して画質がよい」というメリットがあります。つまり「画質を維持したまま、H.264/AVCよりさらに出力サイズを小さくできる」ということになりますので、映像保存用に利点があります。本バージョンではクロマキーやタイムラプスなど、フィルタ群も強化されており、よりクリエイティブな映像が作成可能となっています。ぜひ、体験版でお試しください。
((株)ペガシス)