宛名印刷に特化し、シンプルな操作性を実現したはがき(封筒)印刷ソフト。プライベート住所録では、登録項目を宛名に用いる住所と連絡先などの最低限に絞り、ビジネス住所録では、これに部署名、役職といった項目が追加される。自宅用と会社用とを用途別に管理できるので、特に初心者にはわかりやすいのではないだろうか。
自動入力機能も充実している。例えば住所の入力時には、郵便番号から住所(または逆方向)を入力することが可能。フリガナも、宛先のテキストを判別して自動入力される。さらにビジネス住所録では、敬称の自動判定機能もある。会社名や部署名を登録した場合は「御中」、宛先のみ、または担当者名を登録すると「様」に切り替わるので、ユーザの手間が省ける。
既存のレコードを編集する場合は、カード画面ではプルダウンメニューから目的のレコードを選択するか、検索機能で呼び出して行うことになる。したがって「新規レコードの追加はカード画面」で、「住所をまとめて変更するような場合には一覧画面」で行うのがよい。
(坂下 凡平)