古くなったデバイスドライバーを簡単な操作で最新版に更新できるソフト。最新版に更新することでシステムの安定性・安全性を高め、パフォーマンスの維持を図る。「Driver Booster PRO」は、パソコンで使用されているデバイスドライバーやJRE(Java Runtime Environment)、Adobe Flash Playerなどのバージョンをスキャンし、古くなっているものを一括更新できるソフト。スキャンは自動実行され、更新操作はワンクリックで完了する。新バージョン「2」では、ドライバーデータベースが拡充され、インタフェースも改善された。さらに、ドライバー復元機能やゲームドライバーのスキャン機能などが追加された。Windows 10 Technical Previewにも対応する。
スキャンは起動時に自動的に行われ、ドライバーの一覧とバージョン番号やリリース日時などが「古いドライバー」「最新のドライバー」の各タブ画面に表示される。「古いドライバー」に表示されたものは「すべて更新」ボタンで一括更新することが可能。指定したドライバーを個別に更新することも可能だ。
検出結果は「デバイスドライバー」と「ゲームドライバー」とに分けて表示される。「デバイスドライバー」にはマザーボードのチップセット、ハードディスクやバスのコントローラなど、パソコンの動作に欠かせない重要なドライバーが、また「ゲームドライバー」にはゲーム用周辺機器のドライバーをはじめ、JREやAdobe Flash Player、Adobe AIRなどがまとめられる。
各ドライバーの状態は「最新」「少し古い」「古い」「非常に古い」といったステータスで表される。さらに「システムデバイス」「ユニバーサルシリアルバスコントローラ」「ネットワークアダプタ」「ゲーム」などの種別が表示され、クリックするとデバイスのベンダーや更新された日時、ドライバーを使用しているデバイスの名称などの詳しい情報も確認できる。
リストの先頭にはチェックボックスがあり、チェックを外しておけば、当該ドライバーを除外して更新することが可能。そのほか、各ドライバーを個別に更新するためのボタンも用意され、ドライバーをアンインストールしたり、更新を元へ戻したり、スキャン対象から除外したりといった操作も行える。スキャン結果の画面から前のステップに戻り、再度スキャンを実行してアップデートの結果を確認することも可能だ。
設定画面では、
- プログラム起動時に自動でスキャンするための指定や自動スキャンの頻度
- はじめて接続したデバイスの自動スキャン
- ダウンロードしたドライバーの保存先やバックアップの保存先
- WHQLが認定したドライバーだけを表示
などを指定することが可能。スキャン対象から除外したドライバーを一覧表示し、除外リストから外す(再びスキャンできるようにする)こともできる。