名前の通り、サブフォルダ内のファイルをチェックして、容量を表示する機能を備えたファイル管理ソフト。基本的な使い方はエクスプローラとほぼ同様で、コンテキスト(右クリック)メニューの項目はエクスプローラに準じている。ただし、「エクスプローラの代わりとして日常的に使うためのソフト」という捉え方はしない方がよいようだ。もちろんドラッグ&ドロップによるファイルの移動やコピーといった操作も可能だが、ツールバー上にはこうした一般的な操作を行うためのメニューやボタンはない。また、フォルダへアクセスするたびに最新の状態をチェックして、フォルダの容量やファイル数を確認するので、その分だけレスポンスに影響する。
一方、エクスプローラにない利点は、もちろんフォルダサイズやファイル数を手軽にチェックできるところだ。つまり、エクスプローラの代わりとして使うのではなく、「エクスプローラにはない機能を補うためのソフト」と捉えるのが妥当だろう。「無駄にディスクを占有しているファイル/フォルダを簡単に探し出してシェイプアップしたいが、グラフ化などの機能は不要」と考えている方には特にお勧めだ。
なお、エクスポート機能で出力されたCSVファイルは単純にExcelで読み込むと「タイプ」フィールド内の日本語(「フォルダ」など)が文字化けする。UTF-8対応のテキストエディタであれば正常に表示できるので、エクスポート機能を活用したい方は覚えておくとよい。
(福住 護)