ソフトを開発しようと思った動機、背景
友人から「Windows 7 64bitに乗り換えたら、『マウ筋』が動作しなくなった」との相談を受けたのがきっかけです。その頃、私はまだ Windows XPユーザで「マウ筋」の愛用者だったのですが、いずれ使えなくなる日が来るかもしれないことを悟り、開発に至りました。開発中に苦労した点
さまざまな種類のマウスジェスチャを汎用的にサポートしつつ、簡単にジェスチャ登録できる仕組みを考えることに苦労しました。
また、マウスジェスチャソフト共通の課題として「ドラッグとジェスチャの識別をどうするのか」という問題がありました。「Smalker」では、以下のケースで自動的にドラッグへ切り替わるよう、対象アプリケーションごとに設定できるようにしてみました。
- 一定時間マウスを止めたとき
- ジェスチャの途中で、実行される命令の候補がなくなったとき
ユーザにお勧めする使い方
「ジェスチャを修正して検知」機能がお勧めです。マウスジェスチャ利用者の方の多くは、縦・横4方向のみの検知としているようです。これは、縦・横・斜め8方向を検知させると、ちょっとしたジェスチャのミスも検知されてしまい、思い通りのジェスチャをすばやく実行するのが困難なためかと思います。ですが「Smalker」では、縦・横・斜めの8方向での利用をお勧めしたいです。「Smalker」には、ジェスチャを推測・修正する「ジェスチャを修正して検知」機能があります。本機能を有効とした場合、かなり大雑把なジェスチャでも検知できますので、お試しいただければと思います。
斜めも含めた8方向であれば、4方向に比べて、少ないジェスチャの組み合わせでより多くの命令を登録できるので、結果的に、より多くの命令をすばやく実行できます。また、「V」とか「Z」など、記号や文字をジェスチャで模すことも容易となるため、ジェスチャを覚えやすいです。
今後のバージョンアップ予定
現在のところ、特にバージョンアップの予定はありません。ですが、ナビゲーション種類の追加や、命令種類の追加など、ご要望をいただければ、積極的に対応したいと考えております。
(いいせき)