ソフトを開発しようと思った動機、背景
はじまりはスキャンコードでした。あるソフトのために必要だったのです。そのソフトが何であったか、いまとなっては思い出せません。7年以上前のことです。16×16のマスを描き、押されたキーのマスの色を変える。離したら元に戻す。そのようなテストツールを作りました。「いくつまで同時押しできるんだろう」「おや、ローマ字キーは離したことが検知できないのか」──そうやってキーをON/OFFするたびに変化するさまを見ているうちに楽しくなってきたんですね。
いまでこそ多言語を謳っていますが、これも普段見ることのない文字を表示させることがおもしろくて、気がつけば12の言語に対応していました。タイの文字はかわいいですね。
- 「楽しい」
それが「Cork」の原点であり、テーマです。開発中に苦労した点
実際のキーボードと同じ動作を実現させることに苦労しました。【Shift】や【Ctrl】をロックさせるなど、使い勝手をよくするために同じではないところもありますが、基本は実物に忠実であることです。
各言語の文字データ作成も大変でしたね。特にフランス語(カナダ)はデッドキーがあるので、キーボードのパターンが31にもなるのです。
あまり意識することはないかもしれませんが、デザインも「Cork」の重要な要素です。道具としてだけでなく、お気に入りの一品と思ってもらえるような、そんなキーボードに仕上げました。
また、「上肢が思うように動かせない方でも、できるだけ負担を感じないようにするにはどうすればよいか」ということも考えました。例えば、文字の入力位置とキーボードが離れていても、あまり視線を移動させなくても済むよう、キーボードの上部に入力した文字を表示したり、定型文を登録できれば便利なんじゃないかと、その機能を追加したりと、苦労はありましたが、使い勝手のよいものになったと思います。
ユーザにお勧めする使い方
マウスはもちろん、タッチパネル、ゲームパッドでも操作できるので、目的に合った手段でお使いください。キーボードのレイアウトは自由に編集できるので、思い切ってシンプルなキーボードにしてみたり、何かのアプリに特化して使ってみたりするのもよいですね。
タッチパネルではマルチタッチに対応しており、タブレットに最適化されていないゲーム(キーボード前提のゲーム)をプレイするなら、背景を透明にして必要なキーだけを配置するといった使い方も。
今後のバージョンアップ予定
ご要望があればできる範囲で対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
(プリントエフ)