ソフトを開発しようと思った動機、背景
世の中が新しいミレニアムに沸いていたころ、「日日手帳」の開発ははじまりました。タブレットPCはありませんでしたし、インターネットも“接続”して利用するものでした。パソコンの動作は遅く、ソフトウェアの動作はもたついていました。多くのユーザはオフラインで動作するソフトウェアを、回転する砂時計にじりじりしながらキーボードで操作していました。そんな中、「日日手帳」は瞬時の動作、簡単な操作を目指していました。開発中に苦労した点
「瞬時に」という目標のため、標準に準拠した、素直で無駄のない設計を心がけています(“標準”には、K&R第2版と「プログラミング作法」の指針を採用しています)。また、設計をさまざまな視点で見つめ直すため、開発言語・環境の異なるバリエーションをいくつも作成しています。
ユーザにお勧めする使い方
「日日手帳」にはショートカットキーが多数、設定されています。また、Ver.8.0より、予定の「分類」が簡素化されて、「重要」「一般」「記念日」だけになりました。キーボードでの操作をお好みの方、とにかくお忙しい方には、ぜひご活用いただきたいと思います。
「日日手帳」には、32ビット版、64ビット版、64ビット・Direct2D版の三つのエディションがあります。ほとんどのパソコンには、64ビット・Direct2D版をお勧めします。タブレットPCでは、32ビット版のWindowsが使われていることがありますので、32ビット版をお使いください。
また、各エディションには「ハイコントラスト版」があります。これは、目の見え方のために、デスクトップのテーマに「ハイコントラスト」をお使いの方を想定しています。
「日日手帳」はオフラインで動作しますので、ネットワークの向こうの誰かに日常を覗き見される心配はありません。プライバシーを大切になさる方にもお勧めです。
今後のバージョンアップ予定
画面の大きさがさまざまなタブレットPCでの使い勝手を改善するため、32ビット・Direct2D版を開発したいと考えています。今後も「日日手帳」をよろしくお願いします。
(D.K.)