氏名を入力し、親子、兄弟姉妹、配偶者などの続柄を指定するだけで、家系図を作成・印刷できるソフト。生年月日、連絡先住所、電話番号といった個人情報や、慶弔日、記念日、贈答履歴などを管理することも可能。「親戚まっぷシリーズ つくれる家系図」は、誰でも簡単な操作で使える家系図作成ソフト。続柄などの必要事項を入力することで、作図はすべて自動で行われる。一般的な家系図のほか、家督を継いだ人物だけをつなげた「直系家系図」、特定の人物を中心に、「本人」および「配偶者」の先祖・子孫を両側に配置した「蝶型家系図」も作成できる。
使い方は簡単。基本的な操作は、
- 自分(または基準とする人物)と父親・母親を登録(新しい家系図が作成される)
- 関連する人物(配偶者、子ども、親、兄弟姉妹)を順に登録
- 必要なら、登録した人物の名前以外の情報を登録
だけで完了する。家系図の作成後に人物を追加したり、データを修正したりするのも簡単。例えば、家系図上の人物をクリックして、当人との続柄を選択し、氏名を入力するだけで、子から親、妻から夫など、新たな関係の人物を追加できる(ただし、兄弟姉妹の登録は「親」を先に登録する必要がある)。婚姻など、登録後に新たに生じた関係の修正も容易。亡くなった人物には「故人枠」を表示させられる。
個人情報管理機能も搭載する。氏名、旧姓、生年月日、自宅および勤務先の連絡先(住所、電話、携帯電話、FAX、メールアドレス)といった個人情報や、顔の画像データを登録できる(最大3,000人)。故人の場合には逝去日や逝去の理由、法名・戒名、追悼行事の方式(神式、仏式、キリスト教)といった情報を設定することも可能。登録済みの人物データや写真は、家系図上に表示させられる。表示させたい情報を個人ごとに指定することも、グループ内や全員に共通の情報を表示させることもできる。項目の表示順や配置も任意に指定できるようになっている。
慶弔情報の一括管理機能もある。故人の逝去日や追悼行事(法事など)、結婚や入学、就職などの記念日を登録しておくことで、一覧画面でまとめて確認できる。さらに、結婚や就職などの贈り物の送受を管理する機能も用意されている。
印刷機能では、用紙サイズに合わせた拡大・縮小印刷に対応するほか、大きな家系図を複数枚の用紙に分割して印刷することも可能。貼り合わせて、見やすい大きな家系図を作れる。
そのほか、Androidスマートフォン向けの連携アプリ「つくれる家系図 for Android」も用意され、家系図の閲覧と編集をスマホで行える。「つくれる家系図 for Android」には、慶弔・記念日などが近づくとメールで通知してくれる機能もある。