ソフトを開発しようと思った動機、背景
もともとは子どものときからの「こんな世界の話が作れたらいいな」という、漠然とした夢がきっかけでした。最初の頃は小説にしてみたり、絵を描いてみたり、そういった程度でしたが、「RPGツクール」というツールに触れて、ゲームが好きだったこともあり、本格的に「エターナルメモリー」をゲームで作ってみようと制作に乗り出しました。
その制作期間は8年6ヵ月。子どもの頃からの構想を含めれば、実に10年以上の期間を、人生の半分近くをこの「エターナルメモリー」と過ごしてきたことになります。10年も経てば、周りの環境も自身の心も変わるもの。なのに完成させたのは変態的な根気と、ひとつの作品に対する情熱の賜であると、ある(変態)作者さんに褒められました(笑)。
開発中に苦労した点
なまじ思い入れが強い分、苦労の連続でした。家庭用ゲーム機の「RPGツクール」では制約が多すぎて「こうじゃない」という気持ちが強くて制作にならず。内部を自由にいじれる現在の「RPGツクールXP」に出合ってからは「これだ」と直感しました。
最初の頃はスクリプトなんて全然できず、めげそうになったこともありましたが、それでも心が折れなかったのは、やっぱりこの「エターナルメモリー」という作品が、私にとってはそれだけ特別なものであったからなのだと思います。私自身が「エターナルメモリー」と出合っていなければ、きっとこうして作品を世に出すこともなかったでしょう。仮に出していたとしても、妥協して、手抜きして、グレードもかなり低いものだったと思います。「エターナルメモリー」だったからこそ、苦労して、苦労して、そして妥協せずに頑張れたと思います。
ユーザにお勧めする使い方
このゲームはいわば私の理想の塊のようなものです。したがって「超」がつくほどシステムに偏っていたり、説明が不足していたりしますが、そこは生暖かい目で見てもらえれば幸いです。システム偏重型のゲームと割り切ってプレイしていただければ楽しめると思います。
今後のバージョンアップ予定
追加ダンジョンやちょっとしたシステムのバージョンアップを考えています。
(みんと)