歌詞やアーティスト写真、アルバムジャケットなどをインターネット経由で自動的に取得してくれるし、WikipediaやYouTubeと連携する機能があったりして、ただ音楽を流すだけでなく、アーティストのバックグラウンドに触れたり、ディスコグラフィを調べたりすることもできる“総合的な音楽エンターテインメントソフト”とでもいった仕上がりだ。

ライブラリから望みの楽曲を検索してオムニバスアルバム的なプレイリストを作ったり、シアターモードを使ってアーティスト写真や歌詞をイメージビデオ風に表示させたりといった使い方がすぐに思い浮かぶ。

ちょっと変わったところでは、ライブラリの統計機能を使うと、よく聴いているジャンルやアーティストなどの統計情報を表示できるのもおもしろい。

さらに、タグ情報が一部欠落している曲やアートワークが欠落しているファイル、アートワークのサイズが小さいファイルなどを抽出するフィルタがあらかじめ用意され、自分だけのライブラリをより充実させて、完成度を高めるのにも役立ちそうだ。

自分のライブラリにはない曲や未開拓のジャンルでも、インターネットラジオにアクセスすることで手軽に楽しめるし、新作のリリース予定やコンサートの予定のチェック機能も、音楽趣味を充実させるのにひと役買ってくれるはずだ。