ソフト開発の動機、背景
「文字入力の際にマウスからキーボードに手を移すのが煩わしい」「片手で文字を入力したい」と感じ、マウスだけで文字入力できるソフトウェアキーボードに注目しました。しかし、多くのソフトウェアキーボードは、パソコンのQWERTY配列を採用しており、キーボードが大きくて画面の邪魔になり、マウスの移動距離も長いため、なかなか速く文字入力できませんでした。そこで思いついたのがスマートフォンでおなじみのフリック入力です。フリック入力ならば、省スペースでマウスの移動距離も少なく、高速に文字入力できると思い、「FlickKeyboard」を開発しました。
工夫した点
工夫したのは、
- QWERTY配列のキーボードではなく、スマートフォンでおなじみのフリック入力を使うことで、省スペースで高速な入力ができる
- よく使うキー(【BackSpace】、スペース、【Enter】など)を右クリックの動作として割り当てることで、効率的に文字入力できる
- キーボードのサイズ、ポジション、フリック感度を調整することで、自分好みの入力環境にすることができる
- スタート時に自動起動することができる
- マウスカーソルがキーボード上にないときは、キーボードを半透明にすることで、最前面にあってもなるべく邪魔にならないようにする
といったことです。苦労した点
ソフトウェアキーボードの基本的な問題として「どのように外部のアプリにキーを入力するか」という問題に最初、苦労しました。結果的には、キーボードをクリックしてもウィンドウがアクティブにならないようにすることで、直前に使っていたアクティブなアプリにキーが入力されるという仕組みになっています。
ユーザにおすすめする使い方
こんなことを感じた人に適したソフトです。
- スマートフォンのフリック入力をパソコンでも使いたい
- 文字入力の際にマウスからキーボードに手を移すのが面倒くさい
- 片手で文字入力したい
キーボードサイズ、フリック感度、右クリックの動作などを自分好みに設定し、快適な入力環境を手に入れてください。また、使用頻度の高いユーザは、スタート時に自動起動するよう設定したり、USBメモリに入れて持ち運んだりするとよいと思います。
(ForbiddenFruit)