学校に通う冒険者見習いの少年少女が、放課後に町の周囲のダンジョンを探索する2DファンタジーRPG。ひたすらパーティを全滅させながらレベルアップを繰り返し、いくつものサブダンジョンとメインダンジョンを制覇しよう。冒険者学校の新入生たちがパーティを組み、放課後にダンジョン探索を行う
「放課後ダンジョン」は、冒険者の学校に通う生徒たちが、放課後に町の周囲にあるダンジョンで冒険を繰り返す、のんびりした雰囲気の──しかし歯応えのある──ファンタジーRPG。敵は強いが、ペナルティなく何度でもチャレンジできるシステムで、全滅を繰り返しながらパーティのレベルを上げて、ゲームを進めよう。ヒロインのクラスチェンジや回復アイテム・防具などの合成、武器とスキルとの組み合わせなど、さまざまな要素が組み込まれ、やり込み要素も十分だ。
ゲームの主人公は、周りが見えて物事を冷静に判断できるにもかかわらず、ちょっと空気を読めないところもある少女「ルカ」。パーティのリーダーを務め、キャラクタで唯一スタイルチェンジが可能。ゲーム開始時点のスタイルは「学生」。ゲームが進むにつれて、いくつかのスタイルにチェンジできるようになる。
「ゴロー」は、ルカの家の隣に住む恰幅のよい少年。スタイルは「シーフ風学生」。宝箱のトラップを解除するのが得意。パーティのお金を消費して自作の爆弾を投げる“自称”ボンバーボーイ。短いつき合いながらもルカのことをよく理解し、さりげなくフォローしたりもする。
「さな」は、ルカの家の近所に住む伝説級の美少女(ルカ評)。スタイルは「学生魔法剣士」。防御力は弱いが、魔法攻撃も物理攻撃もいける天才型。知識も豊富で、伝説から小ネタまで、あらゆるジャンルにくわしい。
この三人が初期メンバーとなってパーティを組み、ダンジョンの探索を行う。
パーティメンバーはみな生徒なので、毎日規則正しい生活を繰り返す
ゲームが進むと、新たにパーティに加わるキャラも出てくる。最初に加わるのは、クラスメイトの「カイト」。スタイルは「学生騎士」。盾役となってダメージを一身に引き受けてくれる、頼りになる少年。ルカ、ゴロー、さな、カイトがパーティの基本メンバーで、シナリオはこの四人が一緒に行動していることを前提に構成されている。そのほかには「フタバ」や「ライチ」など、唐突に仲間になってくれるキャラクタも登場する。
ゲームは一日単位でサイクルを繰り返してゆく。一日の流れは、自宅→学校→放課後→ダンジョン探索→夕方の校舎前→自宅となっている。四日ごとに休日があり、その日はダンジョンに行けない代わり、町で休日ならではのイベントを過ごしたり、アルバイトや勉強をしたりすることができる。
自宅では、料理をして回復アイテムを合成したり、戸棚(倉庫)からアイテムを取り出したり、机の前でセーブしたりといったことが可能。能力値を一時的に上昇させるブーストアイテムを料理で合成することもできる。
学校では、勉強をしたり、ゲームの進展具合に応じたイベントが発生したりする。放課後は、メンバーに声をかけてパーティ編成をしたり、先生に話しかけてスタイルチェンジしたり、町で買い物をしたりすることが可能だ。
夕方の校舎前で重要なのは装備品の鑑定。ここで、このときにしか行うことができない(ただし、鑑定してもらうたびに料金が高くなるようなので、その点には注意しよう)。
分かれ道からのサブイベントはルカの強化に重要
ゲーム開始直後に行けるダンジョンは、チュートリアルを兼ねた「竜見台」とメインダンジョンのみ。メインダンジョンの内部は階層状になっており、
- 毎回ランダムにマップが生成されるランダムダンジョン
- 強敵が待ち受け、イベントが発生する固定ダンジョン
が混在する。敵との遭遇は(基本的に)シンボルエンカウントだが、ランダムエンカウントも存在する。シンボルエンカウントの場合でも、かなり接近するまでシンボルが見えなかったり、半透明のシンボルだったりすることがあるので要注意。発見されると、敵が追いかけてきて、やっかいだ。この世界では、回復魔法は禁呪となっており、存在しない。その代わりにHP/MPは歩いているうちに自動回復する。急いで回復させたいときには回復アイテムである食べ物を食べるとよい。食べ物は、町でのバイトやダンジョン探索で入手できるほか、手に入れた素材をもとにルカが料理をすることでも入手できる。
戦闘で全滅するとダンジョンの入り口まで戻されるが、そのほかにはペナルティはない。それどころか、学校に戻らない限り、何度でも再チャレンジを繰り返すことが可能。アイテムの鑑定や次の日のイベント、休日の行動回数の変化など、ゲーム内の一日のうちに頑張れば頑張るほど有利になるシステムになっている。