ビジネスや店舗、サークル、趣味など、多彩なテンプレートから選択してデザインにアレンジを加えるだけで、見栄えのするWebサイトを作れる“PC・スマートフォン ホームページ作成ソフト”。「ホームページ・ビルダー」は、HTMLとスタイルシート(CSS)を利用した、本格的なホームページを簡単に作れるソフト。高い操作性を誇り、HTMLタグなどの知識がない人でも、ホームページの制作から公開・更新まで、ひと通りの作業を行える。オープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)「WordPress」と連携したサイト作りにも対応。スタイルシートによらない従来タイプのホームページも作成できる。新バージョン「18」では、WordPressサイト向けの機能強化が図られ、スマホやタブレットからもサイト編集を行えるようになったほか、写真に動きのある演出を施せる「jQueryフォトモーション」を新搭載。あわせて高品質かつ豊富なテンプレートを購入できる「hpb マーケットプレイス」、オンライン講座「ホームページ・ビルダー 制作アシスト講座」も開設した。
「ホームページ・ビルダー」では、パソコン上に仮想の「サイト」を作り、ページデータやオブジェクトのファイルをまとめて管理する。コンテンツの追加後に他ページへ移動するときなど、必要なタイミングで保存ダイアログが表示され、ファイル/フォルダ操作を意識することなく、ホームページの制作を進めることができる。
初心者から上級者までのさまざまなニーズに応えるため、多彩な機能が用意されている。例えば「何からはじめればよいのかわからない」という人には「かんたんホームページ・デビュー」(HTML+CSSによる作成)、「かんたんWordPressデビュー」といったナビゲーション機能がある。「かんたんホームページ・デビュー」ではウィザードで、
- 公開先の準備(プロバイダ(アップロード)の設定)
- 使用するテンプレートの選択
- 基本情報(会社名、連絡先など)の入力
といった初期設定を済ませた上で、トップページの編集画面に移行できるようになっている。スタイルシート(CSS)に対応した「フルCSSテンプレート」として、ビジネス用途を中心に、多彩なタイプのサンプルデータも用意。ビジネス向けサンプルには「企業案内」「商品紹介」「採用情報」「アクセス」など、業務で必要とされるページが収録されている。デザインや含まれるページの内容をサムネイルで確認しながら、用途に近いものを選べる。
編集画面では、作成するページをDTPやワープロソフトの「文書」のように扱うことが可能(「ページ編集」モード)。テキストや画像の挿入、オブジェクトの移動やサイズ変更などの操作を、見たままのページビューで直感的に行うことができ、必要に応じて背景色や文字色を調整するなどして、イメージ通りのサイトをデザインできる。テーブルやリストの挿入、リンクやロゴの追加も行える。
もちろんソース(HTMLファイル)を直接、編集することも可能。CSSファイル編集支援機能「CSSエディター」などを搭載し、中級以上のユーザのニーズにも応える。
WordPressサイトの制作では、サーバへのWordPressプログラムのインストールから、ページの作成、サーバへの転送、更新・管理までをスムーズに行える。さらに、画面サイズの異なるタブレットやスマートフォンなども同じページデザインで柔軟に表示する「レスポンシブWebデザイン」にも対応。新バージョン「18」では「スタイルシートマネージャ」が機能強化されたほか、効果的なサーチエンジン対策を行える「hbp SEO for WordPress」が追加された。
WordPressのダッシュボードを初心者向けにアレンジした「hpbダッシュボード」では、サイト更新のほか、ソーシャルボタンの配置、問い合わせフォームの自動応答文の編集、アクセス解析などを行える。
新機能「jQueryフォトモーション」は、写真や画像の表示に動きのある演出を加えられるもの。
- スライドショウ
- カルーセル(複数の写真をスクロール表示)
- ズーム(マウスオーバーにより部分的に拡大する)
- ギャラリー(選択した写真を大きく表示)
の4パターンを作成できる。そのほか、画像・動画の編集用として、
- ロゴ、ボタン、地図などを作成できる「ウェブアートデザイナー」
- GIFアニメを作成できる「ウェブアニメーター」
- 動画の編集・加工を行える「ウェブビデオスタジオ」
- 透かし情報、透かしスタンプを埋め込める「デジすたマーカー2」
といった機能が用意されている。